「札幌芝2000m傾向や特徴」と題して、札幌競馬場芝2000mの平均タイムや血統、騎手や枠順、馬体重や脚質などの過去データを分析、札幌芝2000mの予想に役立つコース解説などを競馬初心者向けに公開しています。
ぜひ予想の参考にしてみてくださいね。
- 最も優秀なのは「先行」と「逃げ」
- 数値では「馬体重440~459kg」と「馬体重500~519kg」が優秀
- 最も優秀な騎手はルメール騎手。穴で狙うなら浜中俊騎手
- 最も優勢な種牡馬はオルフェーヴル産駒
- 母父クロフネの単回収値460%、複勝回収値185%
札幌芝2000mで開催される主なレース
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レース名 | クラス |
札幌記念 | (G2) |
札幌芝2000mの平均タイム(優勝馬)
各クラスごとの勝ち馬の標準タイム(優勝馬の時計)を紹介します。これは、過去5年~10年間に良馬場で行われたレースの勝ちタイムの平均です。
平均タイムを知ることで、その馬のコース適性や適正距離を把握でき、軸馬に出来るのかどうか?また、各馬の持ちタイムを比較することで、レースレベルの予測もつきやすくなります。
クラス | 平均タイム |
新馬戦 | 2分3秒3 |
未勝利 | 2分2秒4 |
1勝クラス | 2分1秒2 |
2勝クラス | 2分1秒9 |
3勝クラス | 2分0秒9 |
重賞 | 1分59秒8 |
札幌芝2000mのコース解説や特徴
札幌競馬場の芝2000mコースは、右回りの小回りコースで、高低差が0.7mとほとんどない平坦なコースです。
スタート地点は4コーナーの奥ポケットに位置し、1コーナーまでの距離が約385mあるため、序盤のポジション争いはそれほど激しくありません。このコースでは特に5枠が有利とされていますが、全体的な数値による枠順の大きな偏りは見られません。
脚質に関しては、逃げ馬や先行馬が有利です。短い直線を活かして先行馬がそのまま押し切ることが多く、差し馬や追い込み馬は決め手が必要ですが、実力があれば後方からの捲りも決まりやすいです 。
代表的なレースとしては、夏競馬のG2レース「札幌記念」が挙げられます。このレースはG1級の実力馬が集まり、天皇賞秋を目指す馬が多く参戦するため、非常にレベルの高いレースです 。
まとめると、札幌芝2000mは内枠の先行馬が有利で、特に5枠と6枠が好成績を収めやすいコースです。また、逃げや先行の脚質が活躍しやすく、実力が如実に反映される舞台です。
札幌競馬の洋芝とは?
札幌競馬場の特徴は、函館同様「オール洋芝」の芝コースです。洋芝は寒冷な気候に強く、保水性が高い一方、耐久性がやや劣ります。そのため、他の競馬場の野芝より走破時計が若干遅くなります。
遅くなるということは、パワーやスタミナが必要となり、野芝とクセが違うため、過去に札幌コースで好走している馬のリピートも目立つ結果となっています。
ちなみに東京競馬場や京都競馬場の「野芝」とは、ほふく茎が地表を這い、脚を支える役割が大きく、クッション値が高く出る傾向にあります。
札幌芝2000mの過去データ傾向分析
札幌芝2000mの過去データ傾向分析は、3勝クラス以上直近10年を参考にしています。
札幌芝2000mの枠番別成績
札幌芝2000mの枠順別成績を分析すると、最も優勢なのは5枠です。勝率10.3%、複勝率27.4%と安定した成績を収め、単回収率112%と高い回収値を期待できます。また、1枠も勝率9.6%、複勝率25.4%と優れた成績を示しており、特に内枠が有利な傾向が見られます。
一方で、7枠は勝率4.6%、複勝率19.9%と苦戦しており、単回収値も29%と低く、軸馬として選びにくいです。8枠も複勝率17.0%と低く、不利な枠順と言えるでしょう。
私が予想するなら、最も注目すべきは5枠のデータです。当日単勝上位人気以外からも好走しており、当日単勝10番人気以内までが狙い目。また、そのほとんどが、先行~差し馬ですので、絞り込むこともできます。
札幌芝2000mの脚質別成績
最も優秀なのは「先行」と「逃げ」です。「先行」は勝率11.6%、複勝率37.9%で、単回収値134%、複勝回収値124%と高い成績を示しています。「逃げ」も勝率21.1%、複勝率35.6%、単回収値205%、複勝回収値110%と非常に優れています。
一方、「マクリ」は勝率23.1%、複勝率42.3%と高い数値を示しますが、出走数が少なく予測が難しい脚質です。
「差し」は勝率6.3%、複勝率22.1%で、単回収値56%、複勝回収値79%とやや苦戦しています。また、「追い込み」は勝率0.6%、複勝率4.4%と成績が低く、単回収値4%、複勝回収値33%と軸馬として選びにくいです。
札幌芝2000mの馬体重別成績
最も優秀なのは「馬体重440~459kg」と「馬体重500~519kg」。また、「馬体重440~459kg」は勝率9.5%、複勝率24.7%で、単回収値92%、複勝回収値98%と安定しています。
一方、「馬体重399kg以下」は、複勝率7.1%と苦戦しており、単回収値23%、複勝回収値14%と非常に低いです。また、540kg以上は[0-0-0-8]と、軸馬でも紐馬としても選びにくいです。
札幌芝2000mの騎手別成績
最も優秀な騎手はルメール騎手と浜中俊騎手です。
ルメール騎手は勝率22.4%、複勝率46.9%で、札幌芝2000mは得意なコースといえそうですが、単複回収値が極端に低く、紐馬と絡める馬券で回収値の底上げが出来る騎手かなと。また、勝ち馬11頭中10頭が単勝1番人気で、単勝3番人気以下は苦戦しています。
そして注目したいのが浜中俊騎手で、勝率21.1%、複勝率47.4%と高く、単回収値256%、複勝回収値181%と非常に高い回収値。単勝10番人気以内であれば、人気薄でも持って来る腕がありますので、個人的には狙い目の騎手です。
一方で、成績が苦戦しているのは柴山雄一騎手です。勝率0.0%、複勝率0.0%と非常に低く、単回収値も複勝回収値も0%です。また、黛弘人騎手も勝率3.8%、複勝率11.5%と低く、軸馬として選びにくいです。
札幌芝2000mの血統(種牡馬)別成績
最も優勢な種牡馬はオルフェーヴル(サンデーサイレンス系)です。勝率14.3%、複勝率31.0%で、単回収値149%、複勝回収値112%と非常に高い成績を示しています。
次に注目すべきはハービンジャー(ダンチヒ系)で、複勝率36.3%、単回収値73%、複勝回収値111%と安定しています。
一方で、成績が苦戦しているのはハーツクライ(サンデーサイレンス系)です。勝率6.0%、複勝率14.9%で、単回収値78%、複勝回収値44%と低い成績を示しています。
札幌芝2000mの血統(母父)別成績
最も優勢な母父はクロフネ(ヴァイスリージェント系)です。勝率9.7%、複勝率32.3%で、単回収値460%、複勝回収値185%と非常に高い成績を示しています。
次に注目すべきはハーツクライ(サンデーサイレンス系)で、勝率19.0%、複勝率28.6%、単回収値162%、複勝回収値113%と優秀です。
一方で、成績が苦戦しているのはフジキセキ(サンデーサイレンス系)です。勝率0.0%、複勝回収値21%と低い成績を示しています。ジャングルポケット(グレイソヴリン系)も勝率3.6%、複勝率7.1%、単回収値21%、複勝回収値31%と苦戦しています。
札幌芝2000m攻略ポイントまとめ
5枠と6枠が特に有利で単回収値112%、6枠は勝率9.4%、複勝率23.0%と安定しています。
「先行」と「逃げ」が最も優秀な脚質で、先行は、単回収値134%、複勝回収値124%、逃げは勝率21.1%、複勝率35.6%、単回収値205%、複勝回収値110%です。「追い込み」は成績が低く、軸馬には適していません。
騎手ではルメール騎手と浜中俊騎手が高い信頼性を持ち、ルメール騎手は勝率22.4%、複勝率46.9%、浜中俊騎手は勝率21.1%、複勝率47.4%です。
種牡馬ではオルフェーヴルが最も優勢で、勝率14.3%、複勝率31.0%、単回収値149%、複勝回収値112%と高い成績を示しています。また、クロフネも注目に値し、勝率9.7%、複勝率32.3%、単回収値460%、複勝回収値185%です。
これで、札幌芝2000m傾向や特徴の解説は、以上になります。
予想の参考にして頂けると幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
※よろしければ、他競馬場の過去データ傾向分析をまとめています。ご参考ください。
札幌競馬場の各コースの特徴
芝
芝1200m | |
芝1500m | 芝1800m |
芝2000m | 芝2600m |
ダート
ダート1000m | ダート1700m |
ダート2400m |
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