札幌芝1500m傾向や特徴|タイムや血統・騎手や枠順の過去データ分析

「札幌芝1500m傾向や特徴」と題して、札幌芝1500mの平均タイムや血統、騎手や枠順、馬体重や脚質などの過去データを分析、札幌芝1500mの予想に役立つコース解説などを競馬初心者向けに公開しています。

ぜひ予想の参考にしてみてくださいね。

札幌芝1500m  ピックアップ
  1. 3枠6枠8枠が有利な枠順
  2. 先行馬が有利なコース
  3. 馬体重500kg以上や馬体重399kg以下は苦戦
  4. 好走頭数ではロードカナロア産駒も、数値ならハーツクライが優勢

札幌芝1500mの平均タイム(優勝馬)

各クラスごとの勝ち馬の標準タイム(優勝馬の時計)を紹介します。これは、過去5年~10年間に良馬場で行われたレースの勝ちタイムの平均です。

平均タイムを知ることで、その馬のコース適性や適正距離を把握でき、軸馬に出来るのかどうか?また、各馬の持ちタイムを比較することで、レースレベルの予測もつきやすくなります。

クラス 平均タイム
新馬戦 1分31秒2
未勝利 1分30秒0
1勝クラス 1分28秒8
2勝クラス 1分28秒6
3勝クラス 1分28秒6
OP特別 1分30秒2

札幌芝1500mのコース解説や特徴

参考画像:JRA

札幌競馬場の芝1500mコースは、特有の特徴を持つコースであり、レース展開に大きな影響を与える要素がいくつかあります。

コースの特徴

札幌芝1500mは、1コーナー横のポケットからスタートし、すぐにカーブに差し掛かるため、スタート直後からポジション争いが激しくなります。ゴール前の直線は約260mと短く、高低差が0.7mとほぼ平坦なコースです。このため、内枠の馬が有利となりやすいです​。

枠順の有利不利

スタート直後のカーブの影響で、内枠が有利です。内枠の馬はカーブで外に膨らむリスクが少ないため、位置取りで優位に立つことができます。一方、大外枠も意外に連対率が高く、スタートをうまく決めれば自由度が高い位置取りが可能です​ 。

脚質の有利不利

札幌芝1500mでは、先行馬が特に有利です。スタート後すぐにカーブに入るため、前に行く馬がレースを支配しやすくなります。差し馬や追い込み馬は、スタートで出遅れると不利になることが多いです。しかし、ハイペースになりやすいことから、差し馬が届く場合もあります​​。

重要なポイント

  1. 内枠が有利:スタート直後のカーブが内枠の馬に有利な展開を作ります。
  2. 先行馬有利:スタート後すぐにカーブに入るため、前に行く馬が有利です。
  3. 短い直線:ゴール前の直線が短いため、早めに先頭に立つ馬が有利です。

札幌競馬の洋芝とは?

札幌競馬場の特徴は、函館同様「オール洋芝」の芝コースです。洋芝は寒冷な気候に強く、保水性が高い一方、耐久性がやや劣ります。そのため、他の競馬場の野芝より走破時計が若干遅くなります。

遅くなるということは、パワーやスタミナが必要となり、野芝とクセが違うため、過去に札幌コースで好走している馬のリピートも目立つ結果となっています。

ちなみに東京競馬場や京都競馬場の「野芝」とは、ほふく茎が地表を這い、脚を支える役割が大きく、クッション値が高く出る傾向にあります。

札幌芝1500mの過去データ傾向分析

札幌芝1500mの過去データ傾向分析は、1勝クラス以上直近5年を参考にしています。

札幌芝1500mの枠番別成績

1着が多い枠順

3枠は、勝率12.7%と最も高い成績を収めており、優勢な枠といえます。単勝回収率も61%で、まずまずの結果を出しています。6枠も10.4%の勝率を誇り、特に単勝回収率が182%と非常に高く、有利な枠順と考えられます。

3着以内が多い枠順

6枠は複勝率29.9%とトップで、複勝回収率も143%と高い水準です。3枠も複勝率25.4%を記録しており、複勝回収率81%と安定した成績を示しています。これらの枠は3着以内に入りやすい有利な枠順といえます。

苦戦しやすい枠順

5枠は勝率6.6%、複勝率19.9%と低く、単勝回収率30%、複勝回収率58%と厳しい成績です。7枠も勝率6.7%、複勝率22.8%と低めで、単勝回収率34%、複勝回収率99%と、いずれも苦戦している枠順といえます。

札幌芝1500mの脚質別成績

1着が多い脚質

逃げ脚質は勝率20.2%と非常に高く、優勢な脚質と言えます。特に単勝回収率が278%と高いのが特徴です。次に先行脚質も勝率15.3%と高めで、単勝回収率107%と安定した成績を残しています。これらの脚質は1着を狙いやすい有利な脚質です。

3着以内が多い脚質

先行脚質は複勝率41.0%と高く、複勝回収率も121%と優れた成績を示しています。次に逃げ脚質も複勝率32.6%を記録し、複勝回収率109%と安定した成績を見せています。これらの脚質は3着以内に入りやすく有利な脚質です。

苦戦しやすい脚質

差し脚質は勝率3.9%、複勝率19.9%と低く、単勝回収率31%と苦戦が続いています。追い込み脚質も勝率1.6%、複勝率7.0%と低く、単勝回収率45%、複勝回収率32%と厳しい成績です。これらの脚質は苦戦しやすい傾向があります。

札幌芝1500mの馬体重別成績

1着が多い馬体重

馬体重420~439kgの馬は、勝率9.3%と良い成績を収めています。単勝回収率も92%と高めです。また、馬体重480~499kgの馬も勝率9.7%と高く、単勝回収率82%です。これらの馬体重の馬は、1着を狙いやすいと言えます。

3着以内が多い馬体重

馬体重460~479kgの馬は複勝率25.2%と高く、複勝回収率81%を記録しています。さらに、馬体重480~499kgの馬も複勝率25.8%と安定しており、複勝回収率は93%です。これらの馬体重の馬は、3着以内に入りやすい傾向があります。

苦戦しやすい馬体重

馬体重500~519kgの馬は勝率5.7%、複勝率17.1%と低く、単勝回収率35%、複勝回収率54%と苦戦が続いています。馬体重520~539kgの馬も勝率0.0%、複勝率25.0%と低めで、単勝回収率0%、複勝回収率180%と厳しい成績です。これらの馬体重の馬は、やや不利な傾向にあります。

札幌芝1500mの騎手別成績

1着が多い騎手

ルメール騎手は、勝率26.5%とかなり高く、単勝回収率も90%と安定しています。横山武史騎手も勝率21.4%と良い成績を残しており、信頼できる騎手と言えます。これらの騎手は、1着を狙いやすい優勢な騎手ですね。

3着以内が多い騎手

ルメール騎手は、複勝率61.8%と非常に高く、複勝回収率も92%と優秀です。また、団野大成騎手も複勝率37.1%と高めで、複勝回収率は131%としっかりしています。これらの騎手は、3着以内に入ることが多く、有利な騎手です。

苦戦しやすい騎手

黛弘人騎手は、勝率0.0%、複勝率7.4%と少し厳しい成績です。単勝回収率も0%、複勝回収率16%と苦戦しています。吉田隼人騎手も勝率4.8%、複勝率21.4%と低めで、単勝回収率15%、複勝回収率67%とやや苦戦しています。これらの騎手は、少し苦戦しやすい傾向があります。

札幌芝1500mの血統(種牡馬)別成績

1着の多い種牡馬

ロードカナロア(キングカメハメハ系)は、勝率9.3%と低めで、勝ち数のわりにやや苦戦気味。ハーツクライ(サンデーサイレンス系)は、勝率13.8%と高く、単勝回収率276%と非常に優勢な成績を収めています。この種牡馬たちは、1着を狙いやすい有力な血統です。

3着以内が多い種牡馬

ハーツクライ(サンデーサイレンス系)は、複勝率37.9%と高く、複勝回収率173%と優秀な成績です。また、ロードカナロア(キングカメハメハ系)も複勝率31.5%で、複勝回収率87%と安定しています。これらの種牡馬は、3着以内に入りやすく有利な血統です。

苦戦しやすい種牡馬

ヴィクトワールピサ(ネオユニヴァース系)は、勝率3.8%、複勝率15.4%と低く、単勝回収率5%、複勝回収率31%と苦戦しています。ルーラーシップ(キングカメハメハ系)も勝率4.5%、複勝率13.6%と低めで、単勝回収率20%、複勝回収率22%と厳しい成績です。これらの種牡馬は、やや苦戦しやすい傾向があります。

札幌芝1500mの血統(母父)別成績

1着の多い母父馬

サンデーサイレンスは、勝率17.9%と高く、単勝回収率96%と安定しています。また、キングカメハメハも勝率11.8%と好成績で、単勝回収率67%と優れた成績を収めています。この母父馬たちは、1着を狙いやすい有力な血統です。

3着以内が多い母父馬

シンボリクリスエスは、複勝率37.5%と高く、複勝回収率87%と優秀な成績です。また、ゼンノロブロイも複勝率31.3%で、複勝回収率135%と高い成績を示しています。これらの母父馬は、3着以内に入りやすく有利な血統です。

苦戦しやすい母父馬

フジキセキは、勝率0.0%、複勝率4.8%と厳しい成績で、単勝回収率0%、複勝回収率22%と苦戦しています。フレンチデピュティも勝率4.5%、複勝率9.1%と低く、単勝回収率16%、複勝回収率27%と厳しい結果です。これらの母父馬は、やや苦戦しやすい傾向にあります。

札幌芝1500m攻略ポイントまとめ

札幌芝1500mの過去データを分析すると、以下の5つのポイントが浮かび上がります。

  • 枠番別成績

3枠(勝率12.7%)と6枠(勝率10.4%)が特に優勢です。特に6枠は単勝回収率182%と非常に高い回収率を誇ります。逆に、5枠と7枠は勝率が低く、苦戦しやすい枠番と言えます。

  • 脚質別成績

逃げ脚質(勝率20.2%)と先行脚質(勝率15.3%)が有利です。特に逃げ脚質は単勝回収率278%と非常に高い成績を示しています。一方で、差し脚質や追い込み脚質は勝率が低く、苦戦しやすい傾向があります。

  • 馬体重別成績

馬体重420~439kg(勝率9.3%)と480~499kg(勝率9.7%)の馬が有利です。特に480~499kgの馬は複勝率25.8%と安定しており、良い成績を収めています。

  • 騎手別成績

ルメール騎手(勝率26.5%、複勝率61.8%)と横山武史騎手(勝率21.4%)が圧倒的な成績を収めています。これらの騎手は高い勝率と安定した複勝率を持っており、信頼できる騎手です。

  • 種牡馬と母父馬の影響

種牡馬ではハーツクライ(サンデーサイレンス系、勝率13.8%、単勝回収率276%)が非常に優秀で、ロードカナロア(キングカメハメハ系)も安定した成績を示しています。母父馬ではサンデーサイレンスとキングカメハメハが有力で、高い勝率と安定した成績を残しています。

これで、札幌芝1500m傾向や特徴の解説は、以上になります。

予想の参考にして頂けると幸いです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

※よろしければ、他競馬場の過去データ傾向分析をまとめています。ご参考ください。

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