札幌芝2600m傾向や特徴|タイムや血統・騎手や枠順の過去データ分析

「札幌芝2600m傾向や特徴」と題して、札幌競馬場芝2600mの平均タイムや血統、騎手や枠順、馬体重や脚質などの過去データを分析、札幌芝2600mの予想に役立つコース解説などを競馬初心者向けに公開しています。

ぜひ予想の参考にしてみてくださいね。

札幌芝2600m  ピックアップ
  1. 5枠6枠8枠が有利なコース
  2. 先行有利で、時としてマクリが好走
  3. ルメール騎手が得意なコース
  4. ディープインパクト産駒が得意なコース
  5. サンデーサイレンス系が得意なコース

札幌芝2600mの平均タイム(優勝馬)

各クラスごとの勝ち馬の標準タイム(優勝馬の時計)を紹介します。これは、過去5年~10年間に良馬場で行われたレースの勝ちタイムの平均です。

平均タイムを知ることで、その馬のコース適性や適正距離を把握でき、軸馬に出来るのかどうか?また、各馬の持ちタイムを比較することで、レースレベルの予測もつきやすくなります。

クラス 平均タイム
1勝クラス 2分41秒9
2勝クラス 2分41秒1
OP特別 2分41秒1

札幌芝2600mのコース解説や特徴

参考画像:JRA

  • スタートから最初のコーナーまでの距離

スタート地点は向こう正面の直線中ほどに位置し、最初のコーナーまでの距離が約165メートルと短いため、先行争いが激化しやすいです。このため、序盤の位置取りが極めて重要であり、特に外枠の馬には不利な傾向があります。

  • コーナーを6つ回るコース形態

コースは全体的にフラットで、6つのコーナーを回る形態になっています。このため、コーナリングの技術が勝敗に大きく影響し、特にスタミナと持久力が求められ、騎手の技術が問われる場面も多く、スムーズな走行がレースの鍵となります。

  • 最後の直線の長さとスタミナ

最後の直線は約266メートルあり、追い込み馬にもチャンスがありますが、スタミナが試される究極の我慢比べとなります。レース全体を通してペースが落ち着きやすいため、勝負どころまでどれだけロスなく脚を溜められるかが重要です。

札幌競馬の洋芝とは?

札幌競馬場の特徴は、函館同様「オール洋芝」の芝コースです。洋芝は寒冷な気候に強く、保水性が高い一方、耐久性がやや劣ります。そのため、他の競馬場の野芝より走破時計が若干遅くなります。

遅くなるということは、パワーやスタミナが必要となり、野芝とクセが違うため、過去に札幌コースで好走している馬のリピートも目立つ結果となっています。

ちなみに東京競馬場や京都競馬場の「野芝」とは、ほふく茎が地表を這い、脚を支える役割が大きく、クッション値が高く出る傾向にあります。

札幌芝2600mの過去データ傾向分析

札幌芝2600mの過去データ傾向分析は、1勝クラス以上直近10年を参考にしています。

札幌芝2600mの枠番別成績

1着が多い枠順

芝2600メートルで最も1着が多いのは8枠で、勝率10.6%を誇ります。8枠は13回の1着を記録しており、外枠でありながらも優勢な結果を見せています。また、2枠も勝率9.2%で、単勝回収率108%、複勝回収率95%と非常に高く、特に注目に値します。このデータから、8枠と2枠は有利な枠順と言えるでしょう。

3着以内が多い枠順

3着以内の複勝率が最も高いのは5枠で、複勝率30.2%です。次いで8枠が29.3%、4枠が27.5%と続きます。8枠は複勝回収率97%と高い信頼性を持ち、5枠の複勝回収率も88%と高水準です。これらの枠順は、特に上位入線が期待できる枠と言えます。

苦戦しやすい枠順

苦戦しやすい枠順としては6枠が挙げられます。勝率5.4%、複勝率24.1%と他の枠に比べて低めの成績を示しています。単勝回収率27%、複勝回収率68%といった低い回収率も、6枠が不利な枠順であることを示しています。このデータから、6枠は他の枠に比べて苦戦することが多いと考えられます。

札幌芝2600mの脚質別成績

1着が多い脚質

1着が多い脚質は先行[30-32-24-113]で、勝率15.1%と非常に高いです。先行馬はスタートから好位置をキープし、安定した成績を残しています。さらに複勝回収率105%と高く、信頼性のある脚質と言えます。また、マクリ[9-8-4-7]も勝率32.1%と非常に高く、単勝回収率136%、複勝回収率222%と優勢です。

3着以内が多い脚質

3着以内が多い脚質も先行[30-32-24-113]で、複勝率43.2%と安定した成績を示しています。先行馬はレース中盤までに有利な位置を確保し、上位に入る確率が高いです。次にマクリ[9-8-4-7]が複勝率75.0%で、非常に高い成功率を誇っています。これらの脚質はレース展開において優勢な立ち回りを見せています。

苦戦しやすい脚質

苦戦しやすい脚質は追い込み[3-3-3-198]で、勝率1.4%と非常に低く、複勝率も4.3%に留まっています。さらに、単勝回収率13%、複勝回収率13%と低い数値が示すように、不利な脚質と言えます。差し[13-17-25-225]も勝率4.6%と低く、複勝率19.6%であり、他の脚質に比べて苦戦する傾向があります。

札幌芝2600mの馬体重別成績

1着が多い馬体重

1着が多い馬体重は460~479kg[17-15-21-142]で、勝率8.7%と高い成績を示しています。この体重帯はバランスの取れた馬体で、スタートからゴールまで安定したパフォーマンスを発揮しやすく、他の体重帯に比べて優勢です。

3着以内が多い馬体重

3着以内が多い馬体重は460~479kg[17-15-21-142]で、複勝率27.2%と非常に高いです。この体重帯の馬は安定した走りを見せ、上位に食い込むことが多いです。次に440~459kg[11-16-12-107]が複勝率26.7%で優勢です。これらの体重帯の馬は、レース展開において安定した成績を残しています。

苦戦しやすい馬体重

苦戦しやすい馬体重は540kg以上[0-0-0-8]で、勝率0.0%、複勝率0.0%と非常に低い成績を示しています。この体重帯の馬は、重い馬体が影響し、不利な展開になりやすいです。また、400~419kg[0-2-0-5]も勝率0.0%と苦戦する傾向。

札幌芝2600mの騎手別成績

1着が多い騎手

ルメール騎手は、[13-3-3-15]という素晴らしい成績を収めており、勝率は38.2%と非常に高いです。単回収率132%も示しており優秀です。池添謙一騎手も[6-3-0-20]で勝率20.7%と健闘しており、単回収率134%と優勢な成績を誇ります。藤岡康太騎手は[3-1-3-14]で勝率14.3%、単回収率117%を記録し、安定したパフォーマンスを見せています。

3着以内が多い騎手

ルメール騎手は、複勝率55.9%を誇り[13-3-3-15]、非常に安定した実力を発揮しています。藤岡康太騎手も、[3-1-3-14]で複勝率33.3%と安定感を見せ、複回収率122%と高いリターンをもたらします。池添謙一騎手も[6-3-0-20]で複勝率31.0%と堅実な成績を残しています。これらの騎手は、3着以内に入る確率が高く、安定した結果を期待できます。

苦戦しやすい騎手

勝浦正樹騎手は[0-2-1-29]で複勝率9.4%と低迷し、単回収率も0%と苦戦しています。また、古川吉洋騎手は[1-4-1-26]で勝率3.1%、複勝率18.8%と苦戦が続いています。

札幌芝2600mの血統(種牡馬)別成績

1着の多い種牡馬

ディープインパクト産駒(サンデーサイレンス系)は、[10-7-5-50]で勝率13.9%、複勝率30.6%を記録し、安定した成績を示しています。単回収率73%、複回収率70%とまずまずの回収率です。ドゥラメンテ産駒(キングカメハメハ系)は、[3-2-3-4]で勝率25.0%、複勝率66.7%と非常に優れた成績を収めています。単回収率129%、複回収率135%と回収率も高く、有利な種牡馬と言えます。ステイゴールド産駒(サンデーサイレンス系)も[5-8-4-24]で勝率12.2%、複勝率41.5%と優勢です。

3着以内が多い種牡馬

ハーツクライ産駒(サンデーサイレンス系)は[10-6-12-49]で複勝率36.4%、複回収率85%と堅実な成績を残しています。ステイゴールド産駒(サンデーサイレンス系)も[5-8-4-24]で複勝率41.5%、複回収率105%と安定しています。ジャングルポケット産駒(グリーンデザート系)は[0-1-4-9]で複勝率35.7%、複回収率152%と高いリターンを示しています。

苦戦しやすい種牡馬

キングカメハメハ産駒(キングマンボ系)は[2-2-2-33]で勝率5.1%、複勝率15.4%と低迷し、単回収率13%、複回収率26%と苦戦しています。ルーラーシップ産駒(キングマンボ系)も[2-0-1-25]で勝率7.1%、複勝率10.7%と不利な成績です。ヴィクトワールピサ産駒(ネオユニヴァース系)は[0-1-0-9]で複勝率10.0%、複回収率38%と厳しい状況です。

札幌芝2600mの血統(母父)別成績

1着の多い母父

ブライアンズタイム産駒(ロベルト系)は、[3-2-1-22]で勝率10.7%、複勝率21.4%と、まずまずの成績を残しています。単回収率64%、複回収率91%であり、安定した結果を期待できます。次いで、ノーザンテースト産駒(ノーザンダンサー系)は、[2-3-2-7]で勝率14.3%、複勝率50.0%と高い成績を収めています。単回収率127%、複回収率147%と非常に優れた回収率を誇ります。アグネスタキオン産駒(サンデーサイレンス系)も、[2-2-1-8]で勝率15.4%、複勝率38.5%を記録し、単回収率72%、複回収率127%と好成績です。

3着以内が多い母父

ノーザンテースト産駒(ノーザンダンサー系)は、[2-3-2-7]で複勝率50.0%、複回収率147%と非常に高いリターンを示しています。シンボリクリスエス産駒(ロベルト系)も、[2-0-3-7]で複勝率41.7%、複回収率90%と安定しています。アグネスタキオン産駒(サンデーサイレンス系)も、[2-2-1-8]で複勝率38.5%、複回収率127%と高いリターンを示しています。

苦戦しやすい母父

キングカメハメハ産駒(キングマンボ系)は、[0-0-0-21]で勝率0.0%、複勝率0.0%と苦戦が続いています。フジキセキ産駒(サンデーサイレンス系)も、[0-1-0-16]で勝率0.0%、複勝率5.9%と低迷しています。アフリート産駒(ミスタープロスペクター系)も、[0-0-0-14]で勝率0.0%、複勝率0.0%と厳しい成績です。

札幌芝2600m攻略ポイントまとめ

札幌芝2600mの過去データを分析すると、特定の騎手や種牡馬、母父の成績に興味深い傾向が見られます。以下に、重要なポイントを箇条書きでまとめました。

  • 騎手成績の優劣

ルメール騎手は勝率38.2%、複勝率55.9%と非常に高い成績を誇り、安定した結果を期待できます。一方で、勝浦正樹騎手は複勝率9.4%、単回収率0%と苦戦しています。

  • 種牡馬の影響:

ドゥラメンテ産駒は勝率25.0%、複勝率66.7%と優秀な成績を示しており、回収率も非常に高いです。対照的に、キングカメハメハ産駒は勝率5.1%、複勝率15.4%と低迷しています。

  • 母父の影響

ノーザンテースト産駒は勝率14.3%、複勝率50.0%と高いパフォーマンスを示しており、回収率も優秀です。一方、キングカメハメハ産駒は全体的に苦戦しています。

札幌芝2600mでは、騎手や種牡馬、母父の選定が成績に大きく影響することがわかります。これらのデータを参考に、レース予想や馬券購入に活用してみてください。

これで、札幌芝2600m傾向や特徴の解説は、以上になります。

予想の参考にして頂けると幸いです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

※よろしければ、他競馬場の過去データ傾向分析をまとめています。ご参考ください。

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