新潟芝1000m特徴や傾向|タイムや血統種牡馬・騎手や馬体重の過去データ分析

新潟芝1000m特徴や傾向|タイムや血統種牡馬・騎手や馬体重の過去データ分析と題して、新潟芝1000mの平均タイムや血統、騎手や枠順、馬体重の過去データを分析して競馬初心者向けに公開しています。

また、新潟芝1000mの予想に役立つコース解説も紹介しています。

ぜひ予想の参考にしてみてくださいね。

新潟芝1000m ピックアップ
  1. 逃げ~先行馬が有利なコース
  2. 7枠8枠が有利なコース
  3. サンデーサイレンス系、リファール系が得意なコース

新潟芝1000mで開催される主なレース

※レース名をクリックして頂くと、最新の予想や過去データ傾向分析の記事にスキップ出来ます。

レース名 クラス
アイビスサマーダッシュ (G3)
ルミエールオータムダッシュ リステッド
韋駄天ステークス (OP)

新潟芝1000mの平均タイム(優勝馬)

各クラスごとの勝ち馬の標準タイム(優勝馬の時計)を紹介します。これは、過去5年~10年間に良馬場で行われたレースの勝ちタイムの平均です。

平均タイムを知ることで、その馬のコース適性や適正距離を把握でき、軸馬に出来るのかどうか?また、各馬の持ちタイムを比較することで、レースレベルの予測もつきやすくなります。

クラス 平均タイム
未勝利 56秒1
1勝クラス 55秒5
2勝クラス 55秒2
3勝クラス 55秒3
OP特別 55秒3
重賞 54秒4

新潟芝1000mのコース解説や特徴

参考画像:JRA

新潟芝1000mコースは、まっすぐな直線コースですが、アップダウンがあります。スタートしてから最初の270mはゆるやかな上り坂で、その後の200mは下り坂です。さらに少し上下があり、最後は平らな道になります。

スタートしてすぐは馬が全力で走り出しますが、最初から最後まで全力というわけではありません。スタートしてしばらくすると、上り坂から下り坂に変わるので、2ハロン目(200mの区間)が一番速くなります。ここで一息つき、残り400mあたりから再びスピードを上げます。この時点で多くの馬が脱落し、最後の200mは残った馬たちの粘り勝負になります。

枠順については、以前は外側の枠が有利とされていましたが、最近はそれほどの差はありません。ただし、内側の枠は少し不利で、中間から外側の枠が良い成績を収めやすいです。レースが進むと、外側や内側の芝がだんだんと傷んできます。そうなると、外側の枠が再び有利になり、馬たちが外側に集まりやすくなります。

追い込みの戦術は難しいですが、中団からの差しはうまくいきやすいです。先頭にこだわらず、中団から差し込む戦略が有効です。新潟芝1000mコースで勝つためには、これらの特徴を理解して戦略を立てることが大切です。

新潟芝1000mの過去データ傾向分析

新潟芝1000mの過去データ傾向分析は、3勝クラス以上直近10年を参考にしています。

新潟芝1000mの枠番別成績

1着が多い枠順

1着が多い枠順は8枠で[15-11-9-70]。また、勝率も14.3%と優勢です。次いで7枠が8.7%の勝率を誇り、こちらも有利な枠番と言えます。単回収率では3枠の207%が最も高く、驚異的な回収率を示しています。このことから、8枠や7枠に配置された馬は、勝利する可能性が高いと考えられます。

3着以内が多い枠順

3着以内の複勝率で見ると、8枠が33.3%でトップ、次いで7枠の31.1%が続きます。複回収率も75%と96%で、これらの枠番は安定して上位に食い込む傾向があります。

6枠も23.3%の複勝率と75%の複回収率で、優勢な枠順の一つです。

全体的に見ても、7枠8枠は相当優秀な枠順となり、当日単勝6番人気以下からでも好走馬を出していますので、まずは7枠、8枠から予想に入るのがベストです。

苦戦しやすい枠順

一方で、1枠と4枠は苦戦しやすい枠順です。1枠の勝率はわずか1.3%、4枠も2.3%と低い数字に留まります。複勝率もそれぞれ8.8%と9.2%で、他の枠番に比べて不利な状況が見受けられます。特に1枠は単回収率も5%と非常に低く、勝ち負けに絡むことが少ないようです。

新潟芝1000mの脚質別成績

1着が多い脚質

1着が多い脚質は「差し脚質」[19-8-15-230]1着を19回獲得しています。

次いで多いのは「逃げ脚質」で1着12回[12-17-4-38]を記録しています。逃げは勝率16.9%と優勢で複回収率130%と非常に高い数字を誇ります。これに対し差し馬は、勝率7.0%、単回収率87%、複勝率15.4%、複回収率53%であり、1着の数は多いものの、複勝率や回収率でやや苦戦しています。逃げの脚質は特に有利といえます。

補足

逃げ馬の数値は高いのですが、開催日や展開によって、差し馬が有利になるレースもあります。このあたりは、当日の枠順から脚質の並びを見て、展開予測をする必要があります。

3着以内が多い脚質

3着以内が多い脚質は「逃げ」3着以内が33回[12-17-4-38]の実績を持ち、複勝率46.5%と非常に優秀です。単回収率96%、複回収率130%と高く、有利な脚質といえます。次いで多いのは先行で、40回[9-13-18-107]の3着以内の成績を記録しており、複勝率27.2%、単回収率20%、複回収率69%を示しています。

これらのデータから、逃げや先行の脚質は安定して上位に食い込む傾向があり、有利であることがわかります。

苦戦しやすい脚質

苦戦しやすい脚質は「追い込み」で、1着が6回[6-8-9-203]。また、複勝率10.2%が示すように、上位に食い込むのが難しい傾向があります。単回収率も77%、複回収率64%と低く、不利な脚質といえます。

新潟芝1000mの馬体重別成績

1着が多い馬体重

1着が多い馬体重は「480~499kg」で[16-17-19-188]16回の1着を獲得しています。次いで多いのは460~479kgで[13-14-12-160]13回の1着を記録しています。

馬体重480~499kgは、勝率6.7%、複勝率21.7%、単回収率106%、複回収率89%と有利な傾向があります。

全体的には、馬体重460kg以上が善戦出来る馬体重と見てよさそうで、数値だけを見るなら、馬体重500kg以上の大型馬も好走しています。

3着以内が多い馬体重

3着以内が多い馬体重は「480~499kg」で52回[16-17-19-188]の成績を収めています。複勝率21.7%と高く、単回収率106%、複回収率89%と有利な傾向があります。

次いで多いのは「馬体重460~479kg」で39回[13-14-12-160]の成績を記録しており、複勝率19.6%、単回収率89%、複回収率77%を示しています。

これらのデータから、馬体重480~499kgと馬体重460~479kgの馬体重は3着以内に入りやすく、安定した成績を残していることがわかります。

苦戦しやすい馬体重

苦戦しやすい馬体重は「400~419kg」で、3着以内に入ったことがなく[0-0-0-5]、複勝率0.0%、単回収率0%、複回収率0%と非常に低い成績です。馬体重420~439kgも同様に苦戦しており、3着以内に入ることがほとんどなく[0-1-1-35]、複勝率5.4%、単回収率0%、複回収率9%と低い数字を示しています。

これらのデータから、馬体重400~419kgと420~439kgの馬体重は苦戦しやすい傾向が見受けられます。

新潟芝1000mの騎手別成績

1着が多い騎手

1着が多い騎手は「石橋脩騎手」と「菊沢一樹騎手」で、それぞれ4回[4-3-2-9]と[4-0-1-11]の1着を獲得しています。

石橋脩は勝率22.2%、複勝率50.0%、単回収率135%、複回収率92%と優勢です。菊沢一樹も勝率25.0%、複勝率31.3%、単回収率336%、複回収率154%と非常に高い成績を示しています。

これらのデータから、石橋脩騎手と菊沢一樹騎手は、特に新潟芝1000mが得意な騎手といえるでしょう。

3着以内が多い騎手

3着以内が多い騎手は、「石橋脩騎手」と「菊沢一樹騎手」です。石橋脩騎手は3着以内に9回[4-3-2-9]入り、複勝率50.0%、単回収率135%、複回収率92%と非常に優勢です。菊沢一樹騎手も3着以内に5回[4-0-1-11]入り、複勝率31.3%、単回収率336%、複回収率154%と高い成績を示しています。

また、鮫島克駿騎手も複勝率50.0%[2-4-0-6]で、安定した成績を残しています。これらのデータから、これらの騎手は特に信頼性が高いといえます。

苦戦しやすい騎手

苦戦しやすい騎手は、「柴田大知騎手」「大野拓弥騎手「江田照男騎手」です。

柴田大知騎手は3着以内に入ったことがなく[0-0-0-12]、複勝率0.0%、単回収率0%、複回収率0%と非常に苦戦しています。大野拓弥騎手[0-0-0-11]、江田照男騎手[0-0-0-15]も同様に苦戦しており、いずれも複勝率0.0%、単回収率0%、複回収率0%となっています。これらのデータから、これらの騎手は苦戦しやすい傾向が見受けられます。

補足

藤田菜七子騎手も苦戦しており「0-2-0-23]。当日単勝3番人気以内の上位人気でも着外となっていますので、新潟芝1000mは、苦手なコースと言って良いでしょうね。

新潟芝1000mの調教師別成績

1着が多い調教師

1着が多い調教師は、「美浦の和田正一調教師」と「栗東の森秀行調教師」で、それぞれ4勝を挙げています。

和田正一調教師は勝率21.1%、複勝率42.1%、単回収率119%、複回収率83%と優勢です。

森秀行調教師も勝率21.1%、複勝率36.8%、単回収率40%、複回収率45%で、安定した成績を示しています。また、栗東の安田隆行調教師も3勝、勝率23.1%、複勝率46.2%、単回収率113%、複回収率82%と有利な調教師の一人です。

これらのデータから、これらの調教師は特に信頼性が高いといえます。

3着以内が多い調教師

3着以内が多い調教師は「美浦の和田正一調教師」で、8回の3着以内を記録しています。和田正一調教師は勝率21.1%、複勝率42.1%、単回収率119%、複回収率83%と優勢です。栗東の森田直行調教師も3着以内に8回入り、複勝率38.1%、単回収率74%、複回収率190%を示しています。

さらに、栗東の森秀行調教師も7回の3着以内を達成しており、複勝率36.8%、単回収率40%、複回収率45%で安定しています。

これらのデータから、これらの調教師は3着以内に入る確率が高く、有利な調教師といえます。

苦戦しやすい調教師

苦戦しやすい調教師は「美浦の矢野英一調教師」で、1勝しか挙げておらず、3着以内に入ったのも5回のみです。矢野英一調教師は勝率5.0%、複勝率25.0%、単回収率34%、複回収率49%と苦戦しています。栗東の国枝栄調教師も同様に苦戦しており、2勝のみで複勝率33.3%、単回収率186%、複回収率61%です。これらのデータから、これらの調教師は成績が振るわず、苦戦しやすい傾向があります。

新潟芝1000mの血統(種牡馬)別成績

1着の多い種牡馬

1着の多い種牡馬は、アドマイヤムーン(サンデーサイレンス系)です。アドマイヤムーン産駒は[4-4-3-24]と4勝を挙げ、連対率22.9%、複勝率31.4%を記録しています。単回収率54%、複回収率169%と高い数値を示しており、新潟芝1000mが得意な種牡馬といえます。

次いで多いのはキングヘイロー(リファール系)で、[4-0-1-6]4勝を挙げています。キングヘイロー産駒は勝率36.4%、複勝率45.5%、単回収率1004%、複回収率238%と驚異的な成績を残しています。

また、バトルプラン(ミスプロ系)も3勝を挙げ、勝率46.2%、複勝率46.2%、単回収率51%、複回収率71%と安定した成績を示しています。

これらのデータから、アドマイヤムーン産駒やキングヘイロー産駒は特に有利な種牡馬といえます。

3着以内が多い種牡馬

3着以内が多い種牡馬は、アドマイヤムーン(サンデーサイレンス系)です。アドマイヤムーン産駒は31回の3着以内を記録し、連対率22.9%、複勝率31.4%を示しています。単回収率54%、複回収率169%と高い数値を誇ります。

次いで多いのはロードカナロア(ミスプロ系)で、8回の3着以内、複勝率20.0%、単回収率41%、複回収率53%と安定しています。また、ダイワメジャー(サンデーサイレンス系)も11回の3着以内、複勝率25.6%、単回収率9%、複回収率66%で上位に食い込んでいます。

これらのデータから、アドマイヤムーン産駒やロードカナロア産駒は3着以内に入りやすく、信頼性が高いといえます。

苦戦しやすい種牡馬

苦戦しやすい種牡馬は、タイキシャトル(ヘイロー系)です。タイキシャトル産駒は1勝も挙げておらず[0-0-0-16]、複勝率0.0%、単回収率0%、複回収率0%と非常に苦戦しています。また、マイネルラヴ(ロベルト系)も1勝のみで[0-0-1-15]勝率0.0%、複勝率6.3%、単回収率0%、複回収率28%と苦戦しています。

さらに、ローエングリン(ミスプロ系)も1勝のみで、勝率0.0%、複勝率13.3%、単回収率0%、複回収率52%と低い成績を示しています。これらのデータから、タイキシャトル産駒やマイネルラヴ産駒は苦戦しやすい傾向があります。

新潟芝1000mの血統(母父)別成績

1着の多い母父

1着の多い母父はサンデーサイレンス(サンデーサイレンス系)です。サンデーサイレンス産駒は5勝を挙げ、連対率30.0%、複勝率30.0%を記録しています。単回収率92%、複回収率46%と安定した成績を残しています。

次いで多いのはステイゴールドで、3勝を挙げています。ステイゴールド産駒は連対率50.0%、複勝率50.0%、単回収率55%、複回収率77%と非常に優勢です。

また、ダンスインザダークも3勝を挙げ、連対率12.9%、複勝率19.4%、単回収率50%、複回収率48%と安定した成績を示しています。

3着以内が多い母父

3着以内が多い母父はサンデーサイレンス(サンデーサイレンス系)です。サンデーサイレンスの産駒は9回の3着以内を記録し、連対率30.0%、複勝率30.0%を示しています。単回収率92%、複回収率46%と安定した成績を誇ります。

次いで多いのはステイゴールドで、6回の3着以内、複勝率50.0%、単回収率55%、複回収率77%と非常に高い成績を示しています。また、サクラバクシンオーも7回の3着以内、複勝率29.2%、単回収率0%、複回収率107%で上位に食い込んでいます。これらのデータから、サンデーサイレンスやステイゴールドは3着以内に入りやすく、信頼性が高いといえます。

苦戦しやすい種牡馬

苦戦しやすい母父はアグネスタキオン(サンデーサイレンス系)です。アグネスタキオン産駒は1勝も挙げておらず、連対率0.0%、複勝率0.0%、単回収率0%、複回収率0%と非常に苦戦しています。また、マンハッタンカフェも1勝のみで、連対率9.1%、複勝率9.1%、単回収率0%、複回収率92%と苦戦しています。

さらに、フジキセキも1勝のみで、連対率5.0%、複勝率15.0%、単回収率0%、複回収率77%と低い成績を示しています。

新潟芝1000m攻略ポイントまとめ

新潟芝1000mの分析を総括すると、このコースにおける重要なポイントが明確になりました。以下の箇条書きで示すように、特定の脚質、枠番、馬体重、そして血統が大きな影響を与えています。

  1. 有利な脚質と苦戦しやすい脚質

新潟芝1000mでは、逃げ馬が特に有利で、勝率16.9%、複勝率46.5%と高い成績を収めています。一方で、後方の馬は勝率2.7%、複勝率10.2%と苦戦しがちです。

  1. 有利な枠番と不利な枠番

8枠は特に有利で、勝率14.3%、複勝率33.3%と高い数値を示しています。逆に1枠は勝率1.3%、複勝率8.8%と不利です。

  1. 有利な馬体重と不利な馬体重

馬体重480~499kgの馬は勝率6.7%、複勝率21.7%と安定した成績を残しています。一方、400~419kgの馬は勝率0.0%、複勝率0.0%と非常に苦戦しています。

  1. 有利な血統と不利な血統

血統ではロードカナロア産駒(ミスプロ系)が勝率12.5%、複勝率20.0%と有利です。逆に、タイキシャトル産駒(ヘイロー系)は勝率0.0%、複勝率0.0%と苦戦しています。

 

新潟競馬場の各コースの特徴

芝1000m 芝1200m
芝1600m 芝1800m
芝2000m(外) 芝2200m
芝2400m  

ダート

ダート1200m ダート1800m

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