中山芝2200m特徴や傾向|タイムや血統種牡馬・騎手や馬体重の過去データ分析

中山芝2200m特徴や傾向|タイムや血統種牡馬・騎手や馬体重の過去データ分析と題して、中山競馬場芝2200mの平均タイムや血統、騎手や枠順、各回収率や馬体重などの過去データを分析して競馬初心者向けに公開しています。

また、中山芝2200mの予想に役立つコース解説も紹介しています。

ぜひ予想の参考にしてみてくださいね。

中山芝2200m ピックアップ
  • 逃げ~先行馬が有利なコース
  • 馬体重460kg~馬体重499kg以内が好走しやすい
  • ルメール騎手、横山武騎手、川田騎手が得意なコース
  • ディープインパクト産駒が得意なコース

中山芝2200mで開催される主なレース

※レース名をクリックして頂くと、最新の予想や過去データ傾向分析の記事にスキップ出来ます。

レース名 クラス
アメリカジョッキーCC (G2)
セントライト記念 (G2)
オールカマー (G2)

中山芝2200mの平均タイム(優勝馬)

各クラスごとの勝ち馬の標準タイム(優勝馬の時計)を紹介します。これは、過去5年~10年間に良馬場で行われたレースの勝ちタイムの平均です。

平均タイムを知ることで、その馬のコース適性や適正距離を把握でき、軸馬に出来るのかどうか?また、各馬の持ちタイムを比較することで、レースレベルの予測もつきやすくなります。

クラス 平均タイム
未勝利 2分17秒6
1勝クラス 2分15秒9
2勝クラス 2分15秒9
3勝クラス 2分14秒8
重賞(3歳) 2分13秒5
重賞(3歳以上) 2分13秒5
重賞(4歳以上) 2分15秒1

中山芝2200mコース解説や特徴・攻略情報

参考画像:JRA

中山芝2200mコースは、直線の入り口がスタート地点で、1コーナーまでの直線距離は432mです。外回りコースを使用するため、2コーナーまでは緩やかなカーブが続きます。また、4コーナーまでのカーブも緩やかで、レースは平均ペースになりやすいです。

向こう正面には下り坂があり、道中のペースが落ちにくいため、3コーナーからの仕掛けが重要なポイントとなります。ここではマクリも頻繁に見られます。

脚質的には先行馬が有利で、レースを通して前に位置取る馬が有利な展開となります。

最後の直線は310mと短く、クラスが上がるにつれて逃げ切りは難しくなります。また、直線一気の追い込みも難しいです。このため、末脚の持続力、すなわちスタミナと底力が要求されます。

このコースの特徴として、リピーターが多いことが挙げられます。一度このコースで好走を見せた馬は、次走以降も好成績を期待できるため、注目する必要があります。

攻略のポイント

  1. 先行力重視:スタートから前のポジションを取れる先行馬が有利です。スタートダッシュの良い馬を選ぶことが重要です。
  2. スタミナと持続力:最後の急坂と短い直線で勝負するため、スタミナと持続力のある馬を選ぶことが攻略の鍵となります。
  3. 仕掛けのタイミング:3コーナーからの仕掛けが勝負のポイントとなるため、早めに動ける馬を重視します。
  4. リピーターに注目:過去にこのコースで好走した経験のある馬は、次走でも好成績を期待できるため、特に注目します。

中山芝2200mの過去データ傾向分析

中山芝2200mの過去データ傾向分析は、3勝クラス以上直近10年を参考にしています。

枠番別成績

最も好走率が高い枠順

3枠の馬は、出走72回で8勝を挙げ、勝率11.1%と最も高い成績を記録しています。連対率は16.7%、複勝率は20.8%です。単勝回収値は61%、複勝回収値は50%となっており、3枠の馬はレース中盤のポジショニングが有利で、安定したパフォーマンスを発揮しています。

最も苦戦している枠順

5枠の馬は、出走85回で5勝、勝率5.9%と最も低い成績を示しています。連対率は10.6%、複勝率は18.8%です。単勝回収値は28%、複勝回収値は48%で、5枠の馬は他の枠順に比べて苦戦していることがわかります。特に、ポジショニングやレース展開で不利になることが多いです。

脚質別成績

脚質別の成績

逃げ馬は、出走50回で3勝を挙げ、勝率6.0%、連対率14.0%、複勝率18.0%です。単勝回収値は91%、複勝回収値は70%で、スタートから先頭をキープすることで安定した成績を収めています。

先行馬は、出走157回で16勝、勝率10.2%、連対率21.0%、複勝率32.5%と高い成績を示しています。特に複勝率が高く、単勝回収値は73%、複勝回収値は88%です。先行馬はレース中盤から終盤にかけて持久力を発揮し、安定した成績を収めやすいです。

苦戦しやすい脚質

差し馬は、出走243回で17勝、勝率7.0%、連対率13.6%、複勝率22.2%です。単勝回収値は75%、複勝回収値も75%で、成績はやや安定していますが、逃げ馬や先行馬に比べると劣ります。

追い込み馬は、出走182回で4勝、勝率2.2%、連対率5.5%、複勝率7.7%と低い成績を示しています。単勝回収値は21%、複勝回収値は19%で、馬券的な期待はあまり持てません。追い込み馬はレース終盤にかけて一気に前に出るスタイルですが、成功率が低いです。

これらのデータから、3枠の馬や先行馬が安定した成績を収めており、馬券の中心として考えるのがベストです。一方で、5枠の馬や追い込み馬は成績が低く、慎重に検討する必要があります。

馬体重別成績

最も好走率が高い馬体重

馬体重460~479kgの馬は、出走181回で15勝を挙げ、勝率8.3%と安定した成績を示しています。連対率19.3%、複勝率28.7%です。単勝回収値は66%、複勝回収値は83%で、特に複勝圏内に入る確率が高いです。この馬体重の馬はバランスが良く、スピードとスタミナの両方を兼ね備えていることが多いです。

馬体重480~499kgの馬も好成績を収めています。出走201回で17勝、勝率8.5%、連対率14.9%、複勝率24.4%です。単勝回収値は70%、複勝回収値は67%で、安定した成績を見せています。

苦戦しやすい馬体重

馬体重439kg以下の馬は、出走21回で勝利がなく、勝率0.0%、連対率4.8%、複勝率4.8%です。単勝回収値は0%、複勝回収値は9%で、非常に厳しい成績を示しています。この馬体重の馬は、他の馬に比べて体格的に不利であることが多いです。

馬体重520~539kgの馬も苦戦しています。出走42回で2勝、勝率4.8%、連対率9.5%、複勝率14.3%です。単勝回収値は121%、複勝回収値は45%で、成績が安定しません。この馬体重の馬は重さが影響し、スピードや持久力で他の馬に劣ることが多いです。

騎手別成績

好走率の高い騎手

ルメール騎手は、出走24回で4勝を挙げ、勝率16.7%、連対率41.7%、複勝率54.2%と非常に高い成績を収めています。特に複勝率が高く、馬券的にも安定した期待が持てます。

単勝回収値は77%、複勝回収値は100%で、ルメール騎手の騎乗馬は信頼性が高いです。ルメール騎手の騎乗スタイルは、ペース配分の巧みさと冷静なレース運びで知られており、後半の追い込みに強いです。

横山武史騎手も注目すべき成績を持っています。出走16回で3勝、勝率18.8%、連対率31.3%、複勝率50.0%です。単勝回収値は177%、複勝回収値は131%と、特に単勝の期待値が高いのが特徴です。

横山武史騎手は、前半から積極的に前につけるスタイルが特徴で、スタートから好位置を確保することで安定した成績を残しています。

川田将雅騎手も素晴らしい成績を収めています。出走13回で3勝、勝率23.1%、連対率30.8%、複勝率46.2%です。単勝回収値は114%、複勝回収値は94%で、安定したパフォーマンスを見せています。

川田将雅騎手の騎乗スタイルは、スムーズなコーナリングとタイミングを見計らった仕掛けが得意で、馬の能力を最大限に引き出します。

苦戦しやすい騎手

柴田大知騎手は、出走25回で勝利がなく、勝率0.0%、連対率8.0%、複勝率12.0%と低い成績を示しています。単勝回収値は0%、複勝回収値は58%で、馬券的な期待はあまり持てません。

柴田騎手は前半の位置取りに苦労することが多く、後方からの追い込みが多いですが、成功率が低いです。

松岡正海騎手も苦戦しています。出走18回で勝利がなく、勝率0.0%、連対率5.6%、複勝率16.7%です。単勝回収値は0%、複勝回収値は142%で、複勝圏内に入る可能性が低いです。

松岡騎手はスタートで出遅れることが多く、中団からの競馬が多いですが、最後の伸びが足りないことが多いです。

津村明秀騎手も厳しい成績です。出走15回で勝利がなく、勝率0.0%、連対率6.7%、複勝率6.7%です。単勝回収値は0%、複勝回収値は10%で、馬券的な期待はほとんどありません。

津村騎手は、仕掛けが遅れることが多く、追い込みが決まらないことが多いです。

調教師別成績

好走率の高い調教師

(美)菊沢隆徳調教師の管理馬は、出走10回で1勝を挙げ、勝率10.0%、連対率30.0%、複勝率60.0%と非常に高い成績を収めています。特に複勝率が高く、単勝回収値は61%、複勝回収値は267%です。

菊沢調教師は、馬の仕上げが上手く、特に複勝圏内に安定して入る馬を送り出すことが多いです。

(美)宗像義忠調教師の管理馬も注目に値します。出走13回で1勝、勝率7.7%、連対率30.8%、複勝率38.5%です。単勝回収値は32%、複勝回収値は101%で、宗像調教師は、中長距離戦で特に力を発揮する馬を多く管理しています。

(栗)矢作芳人調教師の管理馬も優れた成績を示しています。出走11回で1勝、勝率9.1%、連対率27.3%、複勝率45.5%です。単勝回収値は170%、複勝回収値は137%で、矢作調教師の管理馬は、特に仕掛けが早く、レース終盤に強い馬が多いです。

苦戦しやすい調教師

(栗)池江泰寿調教師の管理馬は、出走28回で勝利がなく、勝率0.0%、連対率21.4%、複勝率35.7%です。単勝回収値は0%、複勝回収値は89%で、池江調教師の管理馬は、勝利には至らないものの、複勝圏内に入る確率はそれなりにありますが、勝ちきる力が不足しています。

(栗)友道康夫調教師の管理馬も苦戦しています。出走17回で勝利がなく、勝率0.0%、連対率5.9%、複勝率35.3%です。単勝回収値は0%、複勝回収値は61%で、友道調教師の管理馬は、連対率が低く、勝ちきるのが難しい状況です。

(美)上原博之調教師の管理馬は、出走15回で勝利がなく、勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率13.3%です。単勝回収値は0%、複勝回収値は31%で、上原調教師の管理馬は、馬券的な期待が非常に低いです。

血統(種牡馬)別成績

好走率の高い種牡馬

ディープインパクト産駒(サンデーサイレンス系)は、出走74回で6勝、勝率8.1%、連対率28.4%、複勝率36.5%と高い成績を収めています。単勝回収値は50%、複勝回収値は67%です。

ディープインパクト産駒は、優れた瞬発力と持久力を兼ね備えており、中山芝2200mのタフなコースでも安定したパフォーマンスを発揮します。

ルーラーシップ産駒(キングカメハメハ系)は、出走30回で3勝、勝率10.0%、連対率23.3%、複勝率30.0%と安定した成績を示しています。単勝回収値は39%、複勝回収値は68%で、スタミナとパワーを兼ね備えており、特に後半の持久力が求められるレースに強いです。

スクリーンヒーロー産駒(ロベルト系)は、出走19回で3勝、勝率15.8%、連対率21.1%、複勝率21.1%と優れた成績を示しています。単勝回収値は73%、複勝回収値は69%です。

スクリーンヒーロー産駒はパワーに優れており、特に重馬場や道悪でのパフォーマンスが良いです。

苦戦しやすい種牡馬

ハービンジャー産駒(ダンジグ系)は、出走24回で2勝、勝率8.3%、連対率8.3%、複勝率16.7%と低い成績です。単勝回収値は35%、複勝回収値は27%で、スピード面で他の産駒に劣る傾向があります。中山芝2200mのタフなコースでは苦戦することが多いです。

エピファネイア産駒(シンボリクリスエス系)は、出走13回で1勝、勝率7.7%、連対率7.7%、複勝率15.4%です。単勝回収値は18%、複勝回収値は39%で、成績が安定しません。若い血統であり、まだ安定感に欠ける傾向があります。

シンボリクリスエス産駒(ロベルト系)は、出走11回で勝利がなく、勝率0.0%、連対率9.1%、複勝率18.2%です。単勝回収値は0%、複勝回収値は145%で、馬券的な期待が低いです。特に中山芝2200mのようなタフなコースでは、持ち味を活かしきれないことが多いです。

血統(母父)別成績

好走率の高い母父馬

クロフネを母父に持つ馬は、出走15回で2勝、勝率13.3%、連対率33.3%、複勝率46.7%と高い成績を示しています。単勝回収値は69%、複勝回収値は80%です。クロフネを母父に持つ馬は、スピードとパワーを兼ね備えた馬が多く、特に前半の速いペースで力を発揮する傾向があります。

ブライアンズタイムを母父に持つ馬も好成績です。出走18回で1勝、勝率5.6%、連対率27.8%、複勝率44.4%です。単勝回収値は7%、複勝回収値は103%で、持久力とタフネスが求められるレースでの信頼性が高いです。特にスタミナが重要な中山芝2200mでは安定した成績を収めています。

サンデーサイレンスを母父に持つ馬も注目に値します。出走35回で2勝、勝率5.7%、連対率14.3%、複勝率28.6%です。単勝回収値は22%、複勝回収値は100%で、競争力の高さと瞬発力を活かし、レース終盤での追い込みが得意です。

苦戦しやすい母父馬

エルコンドルパサーを母父に持つ馬は、出走13回で勝利がなく、勝率0.0%、連対率15.4%、複勝率15.4%と低い成績です。単勝回収値は0%、複勝回収値は80%で、スピードはあるもののスタミナが不足し、中山芝2200mのタフなコースでは苦戦することが多いです。

アグネスタキオンを母父に持つ馬も苦戦しています。出走15回で勝利がなく、勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率0.0%です。単勝回収値と複勝回収値はいずれも0%で、スタミナ不足や競争力の欠如が目立ちます。

スペシャルウィークを母父に持つ馬も成績が振るいません。出走17回で勝利がなく、勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率0.0%です。単勝回収値と複勝回収値はいずれも0%で、中山芝2200mのようなタフなレース条件では力を発揮しにくいです。

中山競馬場の各コースの特徴

芝1200m 芝1600m
芝1800m 芝2000m
芝2200m 芝2500m
芝3600m

ダート

ダート1200m ダート1800m
ダート2400m

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