中山芝2000m特徴や傾向|タイムや血統種牡馬・騎手や馬体重の過去データ分析

中山芝2000m特徴や傾向|タイムや血統種牡馬・騎手や馬体重の過去データ分析と題して、中山芝2000mの平均タイムや血統、騎手や枠順、馬体重の過去データを分析して競馬初心者向けに公開しています。

また、中山芝2000mの予想に役立つコース解説も紹介しています。

ぜひ予想の参考にしてみてくださいね。

中山芝2000m ピックアップ
  • 8枠の先行~差し馬が有利
  • 馬体重480~499kgが好成績
  • ディープインパクト産駒が中心も、トレンドはエピファネイア産駒

中山芝2000mで開催される主なレース

※レース名をクリックして頂くと、最新の予想や過去データ傾向分析の記事にスキップ出来ます。

レース名 クラス
皐月賞 (G1)
ホープフルステークス (G1)
弥生賞ディープインパクト記念 (G2)
中山金杯 (G3)
京成杯 (G3)
紫苑ステークス (G3)

中山芝2000mの平均タイム(優勝馬)

各クラスごとの勝ち馬の標準タイム(優勝馬の時計)を紹介します。これは、過去5年~10年間に良馬場で行われたレースの勝ちタイムの平均です。

平均タイムを知ることで、その馬のコース適性や適正距離を把握でき、軸馬に出来るのかどうか?また、各馬の持ちタイムを比較することで、レースレベルの予測もつきやすくなります。

クラス 平均タイム
新馬戦(2歳) 2分4秒2
新馬戦(3歳) 2分4秒7
未勝利(2歳) 2分2秒5
未勝利(3歳) 2分2秒1
1勝クラス(3歳以上) 2分1秒1
2勝クラス(3歳以上) 2分0秒9
3勝クラス(3歳以上) 2分0秒3
OP特別(3歳以上) 2分0秒1
重賞(2歳) 2分1秒5
重賞(3歳) 2分0秒2
重賞(4歳以上) 1分59秒8

中山芝2000mコース解説や特徴・攻略情報

参考画像:JRA

皐月賞の舞台ともなる、中山芝2000mコースについて解説します。

このコースは、スタンド前の直線途中からスタートし、最初のコーナーまでの距離が405mあります。スタート直後は距離が十分にあるため、2F目には激しい先行争いが起きることが多いです。ただし、1コーナーを過ぎるとペースが落ち着き、全体的に速くなりすぎることはありません。

脚質的には先行馬が有利で、半には長く良い脚が求められます。ゴール前の急坂を2度超えるため、タフさも重要です。

外枠がやや有利とされ、特に秋の9月開催では野芝がメインとなるため、時計が速くなる傾向があります。この時期はタフさに加え、持ち時計にも注意が必要です。近年は馬場整備の向上もあり、枠の有利不利は少なくなってきていますが、基本的なコースの特徴を押さえておくことが重要です。

中山芝2000mの過去データ傾向分析

中山芝2000mの過去データ傾向分析は、3勝クラス以上直近10年を参考にしています。

枠番別成績

好走率の高い枠

8枠が非常に優秀で、出走103回で14勝を挙げ、勝率13.6%、連対率19.4%、複勝率24.3%と非常に高い成績を収めています。単勝回収値は128%、複勝回収値は67%で、8枠の馬は外からのスムーズなレース運びができることが多いです。

また、3着内率36頭中33頭が、先行~差しとなっているのも見逃せないデータです。

1枠は、出走62回で5勝を挙げ、勝率8.1%、連対率14.5%、複勝率21.0%を記録しています。単勝回収値は85%、複勝回収値は53%で、馬券的にも一定の期待が持てます。1枠の馬はスタートポジションが良く、先行しやすい傾向があります。

4枠の馬も好成績を示しています。出走72回で5勝、勝率6.9%、連対率18.1%、複勝率31.9%です。単勝回収値は58%、複勝回収値は78%で、4枠の馬はレース中盤から終盤にかけて良いポジションを取りやすいです。

苦戦している枠

2枠は、出走68回で1勝、勝率1.5%、連対率7.4%、複勝率22.1%と低い成績を示しています。単勝回収値は6%、複勝回収値は71%で、2枠の馬はスタートポジションがやや不利で、他の馬に囲まれやすい傾向があります。

3枠の馬も苦戦しています。出走70回で3勝、勝率4.3%、連対率10.0%、複勝率14.3%です。単勝回収値は28%、複勝回収値は50%で、3枠の馬は内側の馬に囲まれやすく、ポジショニングに苦労することが多いです。

7枠は、出走99回で3勝、勝率3.0%、連対率12.1%、複勝率16.2%と低い成績を記録しています。単勝回収値は15%、複勝回収値は53%で、7枠の馬は外枠ながらも不利なポジションを取ることが多いです。

脚質別成績

好走率の高い脚質

逃げ馬は、出走50回で3勝を挙げ、勝率6.0%、連対率14.0%、複勝率18.0%を記録しています。単勝回収値は91%、複勝回収値は70%で、馬券的にも一定の期待が持てます。逃げ馬はスタートから先頭をキープしやすく、安定した成績を収めることが多いです。

先行馬は、出走157回で16勝、勝率10.2%、連対率21.0%、複勝率32.5%と高い成績を示しています。特に複勝率が高く、単勝回収値は73%、複勝回収値は88%です。先行馬はレース中盤から終盤にかけて持久力を発揮し、安定した成績を収めやすいです。

苦戦しやすい脚質

差し馬は、出走243回で17勝、勝率7.0%、連対率13.6%、複勝率22.2%です。単勝回収値は75%、複勝回収値も75%で、成績はやや安定していますが、逃げ馬や先行馬に比べると劣ります。

追い込み馬は、出走182回で4勝、勝率2.2%、連対率5.5%、複勝率7.7%と低い成績を示しています。単勝回収値は21%、複勝回収値は19%で、馬券的な期待はあまり持てません。追い込み馬はレース終盤にかけて一気に前に出るスタイルですが、成功率が低いです。

馬体重別成績

好走率の高い馬体重

馬体重440~459kgの馬は、出走106回で6勝を挙げ、勝率は5.7%です。連対率は11.3%、複勝率は20.8%と、他の体重帯に比べて安定した成績を示しています。単勝回収値は80%、複勝回収値は73%で、馬券的にも一定の期待が持てます。この馬体重の馬はバランスが良く、特に中距離のレースで安定したパフォーマンスを発揮することが多いです。

馬体重480~499kgの馬も好成績を収めています。出走173回で14勝を挙げ、勝率は8.1%です。連対率は17.3%、複勝率は26.6%と高く、単勝回収値は40%、複勝回収値は70%です。この体重帯の馬はスピードとスタミナのバランスが良く、特に速い時計が求められるレースで力を発揮します。

苦戦しやすい馬体重

馬体重400~419kgの馬は、出走8回で勝利がなく、複勝圏内に入ったのは1回のみです。勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率12.5%と低い成績を示しており、単勝回収値も0%、複勝回収値も82%と馬券的な期待も低いです。この体重帯の馬は体格の小ささから、他の馬に比べてパワー不足が目立ちます。

馬体重520~539kgの馬も苦戦しています。出走24回で勝利がなく、勝率0.0%、連対率12.5%、複勝率16.7%です。単勝回収値は0%、複勝回収値は35%と低い数値で、特に当日単勝6番人気以下が苦戦しています。

この体重帯の馬は重さが影響し、スタートや加速力で他の馬に劣ることが多いです。

騎手別成績トップ10

好走率の高い騎手

ルメール騎手は、30回の出走で6勝を挙げ、勝率20.0%、連対率33.3%、複勝率53.3%と非常に高い成績を収めています。特に複勝率が高く、馬券的にも安定して期待できます。ただし、単勝回収値は61%、複勝回収値は83%と低い数値のため、上位人気になりやすく、軸馬として狙うのがベスト。

川田将雅騎手も素晴らしい成績を持っています。15回の出走で3勝、勝率20.0%、連対率40.0%、複勝率53.3%です。単勝回収値は163%、複勝回収値は99%と高く、馬券的にも非常に魅力的です。単勝ならルメール騎手より、川田騎手が旨味あり。

横山武史騎手も注目に値します。15回の出走で4勝、勝率26.7%、連対率46.7%、複勝率46.7%と、特に勝率と連対率が高いです。単勝回収値は196%、複勝回収値は81%で、馬券の期待値も高いです。

苦戦しやすい騎手

石橋脩騎手は、22回の出走で1勝、勝率4.5%、連対率13.6%、複勝率22.7%と低めの成績です。単勝回収値は73%、複勝回収値は86%で、馬券的な期待値も低いです。

武豊騎手も、17回の出走で1勝、勝率5.9%、連対率23.5%、複勝率47.1%と、勝率が低いです。単勝回収値は16%、複勝回収値は161%で、単勝の期待値が低いです。

横山典弘騎手は、21回の出走で2勝、勝率9.5%、連対率19.0%、複勝率19.0%と低めの成績です。単勝回収値は86%、複勝回収値は54%で、馬券的な期待値もあまり高くありません。

調教師別成績トップ10

好走率の高い調教師

(栗)池江泰寿調教師の管理馬は、出走17回で4勝を挙げ、勝率23.5%、連対率35.3%、複勝率47.1%と非常に高い成績を収めています。特に単勝回収値が260%、複勝回収値が124%と、馬券的にも非常に魅力的です。

(美)手塚貴久調教師の管理馬も優れた成績を持っています。出走14回で3勝、勝率21.4%、連対率42.9%、複勝率50.0%です。単勝回収値は125%、複勝回収値は92%で、安定したパフォーマンスを見せています。

(美)堀宣行調教師の管理馬は、出走30回で4勝、勝率13.3%、連対率26.7%、複勝率30.0%です。単勝回収値は93%、複勝回収値は74%で、馬券的にも一定の期待が持てます。

苦戦しやすい調教師

(美)鹿戸雄一調教師の管理馬は、出走23回で2勝、勝率8.7%、連対率13.0%、複勝率17.4%とやや低めの成績です。単勝回収値は29%、複勝回収値は39%で、馬券的な期待値も低いです。

(美)国枝栄調教師の管理馬も苦戦しています。出走24回で1勝、勝率4.2%、連対率16.7%、複勝率25.0%です。単勝回収値は11%、複勝回収値は54%で、馬券的な期待はあまり持てません。

(美)相沢郁調教師の管理馬は、出走15回で勝利がなく、勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率6.7%と非常に厳しい成績です。単勝回収値および複勝回収値も低く、馬券的な魅力は少ないです。

血統(種牡馬)別成績トップ17

好走率の高い種牡馬

ディープインパクトは、出走73回で10勝を挙げ、勝率13.7%、連対率19.2%、複勝率27.4%という安定した成績を示しています。特に、単勝回収値が159%と非常に高く、馬券的にも魅力的です。ディープインパクト産駒はスピードと持久力を兼ね備え、多くのレースで好成績を収めています。

エピファネイア産駒も注目です。21回の出走で3勝、勝率14.3%、連対率19.0%、複勝率28.6%と安定した成績を示しています。単勝回収値が103%、複勝回収値が89%と馬券的にも優秀です。エピファネイア産駒は特に中距離レースで強さを発揮します。

ハービンジャーも見逃せません。出走40回で5勝、勝率12.5%、連対率17.5%、複勝率25.0%です。単勝回収値は98%、複勝回収値は64%と良好な成績を示しています。ハービンジャー産駒はパワーとスタミナに優れ、特にタフな条件下で強さを発揮します。

苦戦しやすい種牡馬

ヴィクトワールピサ産駒は、16回の出走ですべて着外となり、勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率0.0%と苦戦しています。馬券的な期待値も低く、現状では信頼性が低いです。

ダイワメジャー産駒も同様に苦戦しています。12回の出走で勝利を挙げられず、勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率8.3%です。単勝回収値および複勝回収値も低く、馬券的な魅力は少ないです。

ゴールドシップ産駒も苦戦が続いています。12回の出走で勝利がなく、勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率8.3%です。馬券的な期待も薄いため、慎重に検討する必要があります。

血統(母父)別成績トップ10

好走率の高い母父馬

サンデーサイレンス(サンデーサイレンス系)を母父に持つ馬は、出走32回で3勝、勝率9.4%、連対率15.6%、複勝率28.1%と安定した成績を示しています。特に、複勝回収値が103%と高く、複勝圏内に入る可能性が高いです。サンデーサイレンス系の特徴として、持久力とスピードを兼ね備えているため、さまざまな条件で力を発揮します。

クロフネ(ヴァイスリージェント系)を母父に持つ馬も好成績を収めています。出走14回で3勝、勝率21.4%、連対率35.7%、複勝率35.7%と高い数値を記録しています。クロフネ産駒は特にダート適性が高く、スピードとパワーを兼ね備えています。単勝回収値が82%、複勝回収値が78%で、馬券的にも注目されます。

フレンチデピュティ(ヴァイスリージェント系)を母父に持つ馬も注目に値します。出走16回で2勝、勝率12.5%、連対率18.8%、複勝率18.8%です。特に、単勝回収値が260%と非常に高く、一発の期待ができる馬が多いです。

苦戦しやすい母父馬

一方、キングカメハメハ(キングマンボ系)を母父に持つ馬は、出走35回で勝利がなく、勝率0.0%、連対率2.9%、複勝率14.3%と低迷しています。キングカメハメハ産駒は通常、パワーとスピードに優れていますが、このデータではその力を発揮できていないようです。

アグネスタキオン(サンデーサイレンス系)を母父に持つ馬も、出走24回で勝利がなく、勝率0.0%、連対率12.5%、複勝率16.7%と苦戦しています。アグネスタキオン産駒はスピードと切れ味を持つものの、安定した成績を収めるのが難しい状況です。

中山競馬場の各コースの特徴

芝1200m 芝1600m
芝1800m 芝2000m
芝2200m 芝2500m
芝3600m

ダート

ダート1200m ダート1800m
ダート2400m

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