中山芝1800m特徴や傾向|タイムや血統種牡馬・騎手や馬体重の過去データ分析

中山芝1800m特徴や傾向|タイムや血統種牡馬・騎手や馬体重の過去データ分析と題して、中山芝1800mの平均タイムや血統、騎手や枠順、各回収率や馬体重などの過去データを分析して競馬初心者向けに公開しています。

また、中山芝1800mの予想に役立つコース解説も紹介しています。

中山芝1800m ピックアップ
  • 好走率が高い枠順は1枠
  • 逃げ~先行馬が有利
  • 馬体重420~439kgと520~539kgが好走の目安

中山芝1800mで開催される主なレース

※レース名をクリックして頂くと、最新の予想や過去データ傾向分析の記事にスキップ出来ます。

レース名 クラス
中山記念 (G2)
スプリングステークス (G2)
フラワーカップ (G3)
中山牝馬ステークス (G3)
ディセンバーステークス リステッド

中山芝1800mの平均タイム(優勝馬)

各クラスごとの勝ち馬の標準タイム(優勝馬の時計)を紹介します。これは、過去5年~10年間に良馬場で行われたレースの勝ちタイムの平均です。

平均タイムを知ることで、その馬のコース適性や適正距離を把握でき、軸馬に出来るのかどうか?また、各馬の持ちタイムを比較することで、レースレベルの予測もつきやすくなります。

クラス 平均タイム
新馬戦 1分51秒8
未勝利 1分50秒0
1勝クラス 1分48秒2
2勝クラス 1分48秒5
3勝クラス 1分47秒9
OP特別 1分48秒1
重賞(3歳) 1分49秒1
重賞(4歳以上) 1分48秒0

中山芝1800mのコース解説や特徴・予想のポイント

参考画像:JRA

このコースは、スタンド前の直線半ばからスタートし、最初のコーナーまでの距離が205mと短いため、スタート後すぐに急坂を上がることになります。このため、極端に速いペースにはなりにくく、スムーズに前のポジションを取った馬が有利となります。特に、逃げや先行馬の成績が良いのはこのためです。

また、コースはコーナーを4つ回るため、外々を回るとその分ロスが大きくなり、厳しい展開となります。内側でポジションを取れる馬が有利です。

レース展開とペースの影響

このコースでは、上がりの平均タイムがクラス別で大きな差がなく、上がりの競馬にはなりにくい特徴があります。レースの前半から中盤のペースが、勝ちタイムの差となって現れるため、前半から積極的にペースを作れる馬が有利です。

脚質と戦略

  • 逃げ・先行馬の有利性: スタート直後の急坂と短い直線を考慮すると、逃げや先行の脚質が非常に有利です。前のポジションを取ることで、ペースをコントロールし、他馬の動きを抑えることができます。
  • 外枠の不利: コーナーが4つあるため、外枠からのスタートは不利です。外々を回るロスが大きくなるため、内枠の馬が有利になります。

結論

このコースでの競馬予想を行う際には、逃げや先行馬を重視し、内枠からスタートする馬に注目するのが賢明です。特に、スタート直後のポジション取りが重要となるため、スタートダッシュの速い馬を選ぶことがポイントです。前半から中盤のペースを作れる馬を中心に馬券を組み立てると良いでしょう。

中山芝1800mの過去データ傾向分析

中山芝1800mの過去データ傾向分析は、3勝クラス以上直近10年を参考にしています。

枠番別成績

好走率の高い枠順

好走率が高い枠順として特に注目すべきは1枠です。1枠の馬は27回の出走で4勝を挙げており、勝率は14.8%です。さらに、連対率は22.2%、複勝率は29.6%と高い数値を示しています。単勝回収値は115、複勝回収値は187と馬券的にも非常に魅力的です。

1枠は最も内側の枠であり、スタート後のポジション取りがスムーズに進むため、有利なレース展開を期待できます。

苦戦しやすい枠順

一方、苦戦しやすい枠順としては3枠が挙げられます。3枠の馬は34回の出走で1勝しか挙げておらず、勝率は2.9%と低いです。連対率は8.8%、複勝率は23.5%と、他の枠と比べて劣っています。単勝回収値は16、複勝回収値は59で、馬券的な期待も薄いです。3枠は内枠の利点を活かしきれていないケースが多いと考えられます。

脚質別成績

好走率の高い脚質

注目すべき脚質は逃げです。逃げの脚質はスタートからリードを取り、自らのペースでレースを進めることで他の馬にプレッシャーをかけることができます。この脚質の勝率は21.7%、連対率は30.4%、複勝率は34.8%と高い数値を示しています。

逃げ馬は特にレースの序盤から中盤にかけてリードを広げることで、最後までその位置を維持しやすい特徴があります。

また、先行の脚質も非常に優秀です。先行馬はスタート後、すぐに前のポジションを取ることで有利なレース展開を作りやすいです。この脚質の勝率は14.1%、連対率は27.1%、複勝率は37.6%と高い数値を記録しています。

先行馬は安定した成績を収めやすく、信頼性が高いです。

苦戦しやすい脚質

一方、後方の脚質は苦戦しやすい傾向があります。後方の馬はレースの序盤で後ろに控え、中盤から終盤にかけて追い上げを図る戦術をとりますが、勝率はわずか3.3%です。連対率は6.7%、複勝率は10.0%と低い数値を示しています。

後方から追い上げる戦術は他の馬に比べてリスクが高く、前のポジションを取ることが難しいため、安定した成績を残しにくいです。

また、中団の脚質も苦戦しています。この脚質の馬は勝率2.0%、連対率6.9%、複勝率15.7%と低い成績を示しています。中団はレース中盤の展開に左右されやすく、他の馬の動きに影響を受けやすい点が不利です。

上がり3F順位

上がり3F(最後の600m)で上位に入る馬も注目に値します。特に、上がり3F1位の馬は勝率10.0%、連対率23.3%、複勝率36.7%と高い成績を収めています。

上がり3F2位の馬も勝率15.8%、連対率26.3%、複勝率31.6%と優秀な成績を示しています。これらの馬は最後の直線でスピードを発揮しやすく、上位に食い込む可能性が高いです。

馬体重別成績

好走率の高い馬体重

注目すべき馬体重の範囲は420~439kgと520~539kgです。

420~439kgの馬体重の馬は、12回の出走で2勝を挙げており、勝率は16.7%です。連対率は25.0%、複勝率は33.3%と非常に高い成績を収めています。単勝回収値は88、複勝回収値は84と、馬券的にも魅力的です。

この馬体重の馬は軽快な走りが得意で、スピードを活かしやすい傾向があります。

520~539kgの馬体重の馬も注目に値します。21回の出走で2勝を挙げ、勝率は9.5%、連対率は19.0%、複勝率は33.3%です。単勝回収値は39、複勝回収値は87と、高い複勝率を示しています。

この馬体重の馬はパワーとスタミナに優れ、特に持久力を活かせるレースで好成績を収めることが多いです。

苦戦しやすい馬体重

一方、400~419kgの馬体重の馬は、4回の出走ですべて着外となり、勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率0.0%と苦戦しています。単勝回収値と複勝回収値も0であり、馬券的にも全く期待できない状況です。

この馬体重の馬は体格の小ささからパワー不足になりやすく、競争相手に対して劣勢になりがちです。

また、500~519kgの馬体重の馬も苦戦しています。

51回の出走で2勝しか挙げられず、勝率3.9%、連対率9.8%、複勝率17.6%と低い成績を示しています。単勝回収値は13、複勝回収値は43と低く、馬券的な魅力も少ないです。この馬体重の馬は重さがネックとなり、スピードや持久力に欠けることが多いです。

着度数が優秀な馬

特に注目すべきは、480~499kgの馬体重の馬です。この範囲の馬は91回の出走で10勝を挙げており、勝率は11.0%、連対率は16.5%、複勝率は20.9%です。単勝回収値は133、複勝回収値は77で、非常に高い単勝回収率を示しています。

この馬体重の馬はスピードとパワーのバランスが良く、特に芝や中距離レースで強さを発揮することが多いです。

騎手別成績トップ10

好走率の高い騎手

注目すべき騎手は石川裕紀です。石川裕紀騎手の成績は非常に優秀で、13回の出走で2勝を挙げており、勝率は15.4%です。さらに、連対率は30.8%、複勝率は38.5%と高い数値を示しています。

特に注目すべきは、単勝回収値が225、複勝回収値が183と非常に高いことです。石川騎手の馬は、レースで安定した成績を収め、馬券的にも非常に魅力的です。

彼の騎乗馬は、勝率、連対率、複勝率ともに高い水準を維持しており、信頼性が非常に高いです。石川騎手は、レース展開を的確に読んでポジションを取る能力に優れており、その結果が成績に表れています。

苦戦しやすい騎手

一方、津村明秀騎手の成績は厳しいものとなっています。津村騎手は14回の出走で勝利を挙げておらず、勝率は0.0%、連対率も0.0%、複勝率も0.0%です。さらに、単勝回収値および複勝回収値も0であり、馬券的な期待はできない状況です。

津村騎手が騎乗する馬は、現在のところ安定した成績を残すことができていません。津村騎手は、スタートやレース展開において他の騎手に比べて苦戦することが多いと考えられます。

調教師別成績トップ10

血統(種牡馬)別成績トップ10

好走率の高い種牡馬

注目すべき種牡馬はステイゴールドです。ステイゴールド産駒は、11回の出走で3勝を挙げており、勝率は27.3%と非常に高い成績を収めています。さらに、連対率も27.3%、複勝率は36.4%と安定した成績を示しています。

特に単勝回収値が204%で、複勝回収値が103%と高く、馬券的にも魅力的です。ステイゴールド産駒は、持久力と勝負根性に優れ、特にタフなレースで強さを発揮します。

また、ヴィクトワールピサ産駒も好成績を示しています。8回の出走で2勝を挙げ、勝率は25.0%です。連対率も25.0%、複勝率は25.0%と高い数値を示しています。

特に単勝回収値が391%と非常に高く、馬券的にも大きなリターンが期待できます。ヴィクトワールピサ産駒は、瞬発力とパワーに優れ、特に中距離レースで強さを発揮します。

苦戦しやすい種牡馬

一方、ディープインパクト産駒は今回のデータでは苦戦しています。34回の出走で1勝しか挙げられず、勝率は2.9%と低いです。連対率は14.7%、複勝率は23.5%と、他の種牡馬と比較して成績が振るいません。

単勝回収値は14%、複勝回収値は49%と低めです。ディープインパクト産駒は通常、高い能力を誇りますが、このデータではその力を発揮できていないようです。

同様に、ルーラーシップ産駒も苦戦しています。14回の出走で勝利を挙げることができず、勝率は0.0%、連対率は14.3%、複勝率は14.3%です。単勝回収値は0%、

複勝回収値は26%と低い数値です。ルーラーシップ産駒は通常、パワーと持久力を備えていますが、このデータでは苦戦しています。

血統(母父)別成績トップ10

好走率の高い母父馬

シンボリクリスエス(ロベルト系)を母父に持つ馬は、11回の出走で1勝を挙げており、勝率は9.1%です。連対率は27.3%、複勝率も27.3%と非常に安定した成績を示しています。シンボリクリスエスはその産駒に持久力とパワーを伝え、特に中距離から長距離のレースで好成績を収める傾向があります。

また、フレンチデピュティ(ヴァイスリージェント系)を母父に持つ馬も注目に値します。5回の出走で1勝を挙げ、勝率は20.0%、連対率および複勝率も20.0%と高い数値を示しています。フレンチデピュティ産駒は、スピードとスタミナを兼ね備えており、特にダートレースでの適性が高いです。

トニービン(グレイソヴリン系)を母父に持つ馬も優秀な成績を残しています。5回の出走で1勝を挙げ、勝率は20.0%、連対率および複勝率も20.0%です。トニービン産駒は、持久力とスタミナに優れ、特に芝の長距離レースでの強さが際立ちます。

苦戦しやすい母父馬

一方、キングカメハメハ(キングマンボ系)を母父に持つ馬は、9回の出走で勝利を挙げることができず、勝率0.0%、連対率11.1%、複勝率11.1%です。キングカメハメハ産駒は通常、パワーとスピードを兼ね備えていますが、このデータではその強みが発揮されていないようです。

同様に、ジャングルポケット(グレイソヴリン系)を母父に持つ馬も苦戦しています。5回の出走ですべて着外となり、勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率0.0%です。ジャングルポケット産駒は通常、持久力と柔軟性に優れていますが、このデータでは結果が出ていません。

中山競馬場の各コースの特徴

芝1200m 芝1600m
芝1800m 芝2000m
芝2200m 芝2500m
芝3600m

ダート

ダート1200m ダート1800m
ダート2400m

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