中山ダート1800m特徴や傾向|タイムや血統種牡馬・騎手や馬体重の過去データ分析

中山ダート1800m特徴や傾向|タイムや血統種牡馬・騎手や馬体重の過去データ分析と題して、中山競馬場ダート1800mの平均タイムや血統、騎手や枠順、馬体重の過去データを分析して競馬初心者向けに公開しています。

また、中山ダート1800mの予想に役立つコース解説も紹介しています。

ぜひ予想の参考にしてみてくださいね。

中山ダート1800m ピックアップ
  • キングカメハメハ産駒やパイロ産駒は高い勝率を誇る
  • 三浦皇成騎手は中山ダート1800mで優秀な成績
  • 逃げや先行の脚質に有利なコース

中山ダート1800mで開催される主なレース

※レース名をクリックして頂くと、最新の予想や過去データ傾向分析の記事にスキップ出来ます。

レース名 クラス
マーチステークス (G3)
師走ステークス (OP)
ボルックスステークス (OP)
総武ステークス (OP)
伏竜ステークス (OP)
卯月ステークス (OP)

中山ダート1800mの平均タイム(優勝馬)

各クラスごとの勝ち馬の標準タイム(優勝馬の時計)を紹介します。これは、過去5年~10年間に良馬場で行われたレースの勝ちタイムの平均です。

平均タイムを知ることで、その馬のコース適性や適正距離を把握でき、軸馬に出来るのかどうか?また、各馬の持ちタイムを比較することで、レースレベルの予測もつきやすくなります。

クラス 平均タイム
新馬戦 1分57秒2
未勝利 1分55秒9
1勝クラス 1分54秒1
2勝クラス 1分53秒2
3勝クラス 1分52秒4
OP特別 1分51秒7
重賞 1分51秒6

中山ダート1800mコース解説や特徴・攻略情報

参考画像:JRA

中山競馬場のダート1800mコースは、スタンド前直線の入口からスタートし、最初のコーナーまでの距離は約375mです。最後の直線距離は308mで、中央競馬場の中で最も短いです。コース全体の高低差は4.4mあり、JRA10場の中で最も起伏に富んでいます。

このコースは、スタート直後から急坂を駆け上がり、向こう正面は下り坂となります。その後、3〜4コーナーを回り、再び直線の急坂に挑む非常にタフなコースです。さらに、砂が深いため、最後は馬の持久力が試される我慢比べとなります。

脚質については、逃げや先行馬が圧倒的に有利です。また、マクリ(中盤から一気に仕掛ける戦法)が決まることもあります。

最後の直線では、前に行った馬も後ろにいる馬も同じように脚が鈍ることが多いため、4コーナーでのポジション取りが非常に重要です。

特に下級条件では、上がり3F(最後の600m)のタイムが40秒を超えることもあり、スピードよりもスタミナとパワーが求められます。

中山ダート1800mコースは、起伏に富んだタフなコースであり、特にスタート直後と最後の直線の急坂がポイントとなります。砂の深さも相まって、馬の持久力が問われるコースです。

逃げや先行の戦法が有効で、4コーナーでのポジション取りが勝負の鍵を握ります。

攻略ポイント

  • 逃げや先行馬が有利で、スタートダッシュが重要
  • 最後の直線が短く、4コーナーでのポジション取りが鍵
  • タフなコースのため、持久力とパワーが求められる

中山ダート1800mの過去データ傾向分析

中山ダート1800mの過去データ傾向分析は、3勝クラス以上直近10年を参考にしています。

枠番別成績

着別度数が多い枠順

7枠は、[2-5-1-12]の成績で着別度数が多く、勝率10.0%、複勝率40.0%と非常に高いです。この枠順は、特に差しや追い込みの脚質に有利で、最後の直線で追い込む力が試されます。展開がハマれば、高い着順に食い込むことが多いです。

5枠も、[2-1-0-16]の成績で、勝率10.5%、複勝率15.8%です。特に逃げや先行の脚質に有利で、スタートから前方のポジションを確保しやすく、安定した成績を残します。内枠のためコーナーでのロスが少ないのも特徴です。

勝率の高い枠順

5枠は、[2-1-0-16]の成績で、勝率10.5%、複勝率15.8%です。この枠順は、特に逃げや先行の脚質に有利で、スタートから前方のポジションを確保しやすいです。

スタート直後に他の馬と競り合うことが少なく、自分のペースでレースを進めることができます。内枠でコーナーでのロスも少ないため、安定した成績を残しやすいです。

7枠は、[2-5-1-12]の成績で、勝率10.0%、複勝率40.0%です。特に差しや追い込みの脚質に有利で、最後の直線での追い込みが決まることが多いです。

外枠のためスタートでのポジション取りが難しいものの、展開がハマれば高い着順に食い込むことが多いです。

苦戦しやすい枠順

2枠は、[0-1-2-11]の成績で、勝率0.0%、複勝率21.4%と苦戦することが多い枠順です。

スタートから最初のコーナーまでの距離が短いため、内枠の馬は外から被されることが多く、ポジション取りに苦戦することが多いです。特に逃げや先行の脚質には不利です。

6枠は、[1-1-2-15]の成績で、勝率5.3%、複勝率21.1%です。中間の枠順であるため、前方のポジション取りが難しく、特に差しや追い込みの脚質には不利です。内外の馬に囲まれやすく、展開次第では苦戦しやすいです。

脚質別成績

着別度数が多い脚質

先行の脚質は、[18-20-20-103]の成績で、勝率11.2%、複勝率36.0%と非常に安定しています。

先行馬は、スタートから好位置を取りやすく、レース中に大きな不利を受けにくいのが特徴です。特に直線での粘り強さが求められる中山ダート1800mでは、この脚質が有利に働きます。

中団の脚質も、[18-12-19-215]の成績で、勝率6.8%、複勝率18.6%と一定の成績を残しています。中団からの競馬は、前後の馬に囲まれにくく、直線での伸びが期待できるため、展開次第では上位に食い込むことが可能です。

勝率の高い脚質

逃げの脚質は、[9-6-2-38]の成績で、勝率16.4%、複勝率30.9%と非常に高いです。

逃げ馬は、スタートから前に出て自分のペースでレースを進めることができるため、安定した成績を残しやすいです。特に中山のような起伏のあるコースでは、前に行く馬が有利になります。

先行の脚質も、[18-20-20-103]の成績で、勝率11.2%、複勝率36.0%です。先行馬は、スタートから好位置を取りやすく、レース中に大きな不利を受けにくいのが特徴です。最後の直線でも粘り強さを発揮しやすいです。

苦戦しやすい脚質

後方の脚質は、[3-7-5-200]の成績で、勝率1.4%、複勝率7.0%と厳しい成績です。

後方からの追い込みは、前方の馬のペースに大きく影響されやすく、展開がハマらないことが多いです。特にスタート直後の位置取りが悪いと、巻き返すのが難しいです。

中団の脚質も、[18-12-19-215]の成績で、勝率6.8%、複勝率18.6%です。中団の位置取りは前後の馬に囲まれやすく、不利な展開になることが多いです。特にコーナーでのポジション取りが重要で、少しのミスが大きなロスにつながります。

馬体重別成績

好走しやすい馬体重

馬体重460kgから479kgの馬は、[13-12-8-111]の成績で、勝率9.0%、複勝率22.9%を誇ります。この範囲の馬は、スピードと持久力のバランスが良く、様々なレース条件に対応しやすいです。特に逃げや先行の脚質を持つ馬に有利で、前半のポジション取りが重要です。安定した成績を残しています。

馬体重520kgから539kgの馬も、[8-5-5-58]の成績で、勝率10.5%、複勝率23.7%と優秀です。この範囲の馬は、パワーとスタミナが要求される中山芝3600mのような長距離戦で特に強みを発揮します。タフなレース条件でも力を発揮します。

苦戦しやすい馬体重

馬体重400kg以下の馬は、[0-0-0-3]の成績で、勝率0.0%、複勝率0.0%です。これらの馬は、パワーや持久力に欠け、特にタフなレース条件では苦戦しやすいです。スタートからのスピードが不足し、前半のポジション取りで遅れを取ることが多いです。

馬体重540kg以上の馬も、[2-0-0-27]の成績で、勝率6.9%、複勝率6.9%です。重すぎる馬は、スピードに欠け、特に短距離戦では苦戦しやすいです。前半のスピード不足が顕著で、逃げや先行のポジション取りが難しくなることが多いです。

騎手別成績

中山ダート1800mが得意な騎手

三浦皇成騎手は、中山ダート1800mでの成績が良く、[4-3-0-22]の成績で、勝率13.8%、複勝率24.1%です。特に長距離戦での持久力が求められるレースで安定した成績を残しています。彼の単回収率は133%で、スタートからのポジション取りと直線での粘り強さが特徴です。

横山典弘騎手も、中山ダート1800mで優秀な成績を持ち、[3-3-2-12]の成績で、勝率15.0%、複勝率40.0%です。彼の巧みなレース展開を読む力は、長距離戦での安定した成績に繋がっています。複回収率は130%で、先行や差しの戦術で優勢を保つことが多いです。

中山芝3600mが苦手な騎手

柴田大知騎手は、中山ダート1800mでの成績が振るわず、[0-2-3-22]の成績で、勝率0.0%、複勝率18.5%です。特に逃げや先行の脚質において、不利な展開になることが多く、ポジション取りに苦戦しています。

吉田豊騎手も、中山ダート1800mでの成績が苦戦しています。彼の成績は、[0-1-1-18]で、勝率0.0%、複勝率10.0%です。単勝オッズが高い馬に騎乗することが多く、展開が不利になることが多いです。彼は差しや追い込みの脚質で、展開が不利になることが多いです。

調教師別成績

中山ダート1800mが得意としている調教師

久保田貴士調教師は、中山ダート1800mでの成績が非常に良く、[4-1-2-12]の成績で、勝率21.1%、複勝率36.8%を誇ります。彼の管理馬は長距離戦に強く、スタミナと持久力を兼ね備えています。彼の単回収率は459%です。特に先行や差しの戦術で、安定した成績を残しています。

栗田徹調教師も中山ダート1800mで優れた成績を持ち、[2-1-0-2]の成績で、勝率40.0%、複勝率60.0%です。彼の管理馬はバランスが良く、様々な戦術で好成績を収めています。単回収率は498%で、特に差しや追い込みの脚質に適しています。

中山ダート1800mを苦手としている調教師

相沢郁調教師は、中山ダート1800mでの成績が振るわず、[0-0-0-12]の成績で、勝率0.0%、複勝率0.0%です。特にスタートからのポジション取りが難しく、展開が不利になることが多いです。彼の管理馬は、長距離戦において持久力に欠ける場合が多いです。

中舘英二調教師も、中山ダート1800mでの成績が苦戦しています。成績は[0-0-0-11]で、勝率0.0%、複勝率0.0%です。前方のポジションを確保するのが難しく、特に逃げや先行の脚質には不利です。

血統(種牡馬)別成績

着別度数が多い種牡馬

キングカメハメハ産駒は、[8-6-3-43]の成績で、勝率13.3%、複勝率28.3%です。彼らはパワーとスタミナに優れ、特に中距離から長距離のレースで安定した成績を残しています。キングカメハメハ産駒の単回収率は151%で、信頼性が高い血統です。

ゴールドアリュール産駒も、[3-2-2-28]の成績で、勝率8.6%、複勝率20.0%を記録しています。彼らはダートでの適性が高く、スタミナと粘り強さが特徴です。彼らの成績は着実に上位に食い込むことが多く、安定した走りを見せています。

勝率の高い種牡馬

パイロ産駒は、[3-0-1-10]の成績で、勝率21.4%、複勝率28.6%と非常に高い勝率を誇ります。彼らはダートでの瞬発力が強みで、特に短距離から中距離でのレースで優勢です。単回収率は190%で、投資対効果も高いです。

ロージズインメイ産駒も、[2-0-1-18]の成績で、勝率9.5%、複勝率14.3%です。彼らはスタミナと持久力に優れ、特に長距離戦で強さを発揮します。単回収率は977%と非常に高く、予想以上の好走を見せることが多いです。

苦戦しやすい種牡馬

ディープインパクト産駒は、[1-0-0-16]の成績で、勝率5.9%、複勝率5.9%と厳しい成績です。彼らは芝での活躍が目立ちますが、ダートではその適性を発揮しにくいことが多いです。

サウスヴィグラス産駒も、[1-0-0-12]の成績で、勝率7.7%、複勝率7.7%です。特に長距離戦でのスタミナに欠けることが多く、展開が不利になることが多いです。彼らの成績は不安定で、特に中山のような起伏の多いコースでは苦戦しています。

血統(母父)別成績

好走しやすい母父馬

サンデーサイレンスを母父に持つ馬は、[8-3-6-48]の成績で、勝率12.3%、複勝率26.2%です。サンデーサイレンスの血統は、スピードとスタミナを兼ね備え、様々な距離で安定した成績を残しています。彼らの単回収率は403%と高く、非常に信頼性の高い血統です。

ブライアンズタイムを母父に持つ馬も、[3-1-0-7]の成績で、勝率27.3%、複勝率36.4%です。彼らはパワーと持久力に優れ、特にタフなコースでの強さが際立ちます。単回収率は318%で、投資対効果も優れています。

苦戦しやすい母父馬

ジェニュインを母父に持つ馬は、[0-0-0-10]の成績で、勝率0.0%、複勝率0.0%と苦戦しています。彼らはスピードやスタミナに欠けることが多く、特に長距離戦で不利な展開になることが多いです。

アフリートを母父に持つ馬も、[0-0-1-17]の成績で、勝率0.0%、複勝率5.6%です。彼らは特にスタミナ面での不安が大きく、タフなレース条件では後半に失速することが多いです。

まとめ

中山競馬場の中山ダート1800mのレースにおいて、馬の血統や騎手、調教師の成績はレース予想において非常に重要な要素です。これまでに見てきたデータを総括し、特に注目すべきポイントを以下に示します。

重要なポイント

  1. 馬体重別成績
    • 460kgから479kgの馬はバランスが良く安定した成績。
    • 520kgから539kgの馬は長距離戦で強みを発揮。
  2. 騎手別成績
    • 三浦皇成騎手は中山ダート1800mで優秀な成績、単回収率も高い。
    • 横山典弘騎手も安定した成績を収めている。
  3. 調教師別成績
    • 久保田貴士調教師と栗田徹調教師は長距離戦での実績が豊富。
  4. 血統別成績
    • キングカメハメハ産駒やパイロ産駒は高い勝率を誇る。
    • ディープインパクト産駒やサウスヴィグラス産駒は苦戦することが多い。
  5. 母父馬の影響
    • サンデーサイレンスやブライアンズタイムを母父に持つ馬は安定した成績。
    • ジェニュインやアフリートを母父に持つ馬はスタミナ面での不安が大きい。

これらのポイントを踏まえ、競馬のレース予想に役立てていただければと思います。

中山競馬場の各コースの特徴

芝1200m 芝1600m
芝1800m 芝2000m
芝2200m 芝2500m
芝3600m

ダート

ダート1200m ダート1800m
ダート2400m

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