中山芝1200m特徴や傾向|タイムや血統種牡馬・騎手や馬体重の過去データ分析

中山芝1200m特徴や傾向|タイムや血統種牡馬・騎手や馬体重の過去データ分析と題して、中山芝1200mの平均タイムや血統、騎手や枠順、馬体重の過去データを分析して競馬初心者向けに公開しています。

中山芝1200m ピックアップ
  • 内枠有利ですが、7枠8枠の逃げ馬、差し馬も優秀です
  • 上がり3F1位よりも2位以下が好走。切れ味だけではNG
  • サンデーサイレンス系が優秀ですが、そこへ割って入るのがスウェプトオーヴァーボード産駒

中山芝1,200mで開催される主なレース

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レース名 クラス 条件
スプリンターズS (G1) 3歳以上
オーシャンS (G3) 4歳以上
春雷ステークス リステッド 4歳以上
ラピスラズリS リステッド 3歳以上
カンナステークス OP特別 2歳限定
カーバンクルS OP特別 4歳以上

中山芝1,200mの平均タイム(優勝馬)

各クラスごとの勝ち馬の標準タイム(優勝馬の時計)を紹介します。これは、過去5年~10年間に良馬場で行われたレースの勝ちタイムの平均です。

平均タイムを知ることで、その馬のコース適性や適正距離を把握でき、軸馬に出来るのかどうか?また、各馬の持ちタイムを比較することで、レースレベルの予測もつきやすくなります。

クラス 平均タイム
新馬戦 1分10秒1
未勝利 1分9秒6
1勝クラス 1分8秒5
2勝クラス 1分8秒5
3勝クラス 1分8秒0
OP特別 1分8秒2
重賞 1分7秒7

中山芝1,200mコース解説や特徴・攻略情報

参考画像:JRA

中山競馬場の芝1,200mコースは、短距離レースとして知られ、多くのスプリンターが競い合う舞台です。以下に、その特徴と攻略ポイントを解説します。

予想に役立つコース解説

  1. スタート地点
    • 芝1,200メートルのスタートは、向正面の奥深くから始まります。スタート直後から最初のコーナーまでの距離は短く、先行争いが激しくなることが多いです。
  2. コース形状
    • 中山競馬場は右回りのコースで、全長は1,667メートルです。芝1,200メートルでは、最初のコーナーから4コーナーを経て直線に入ります。この間に2つの急なカーブを通過する必要があります。
  3. 直線の長さ
    • 中山競馬場の直線は310メートルと比較的短いです。このため、早い段階で前に出ることが重要となり、直線での追い込みが難しいコースです。
  4. 高低差
    • コースには高低差があり、特に直線の入り口には急な下り坂が存在します。この高低差が、馬のバランスやスタミナに大きな影響を与える要素となります。

攻略ポイント

  1. スタートダッシュ
    • 最初のコーナーまでの距離が短いため、スタートからのダッシュが非常に重要です。スタートダッシュを決めて良いポジションを取ることが、レースを有利に進める鍵となります。
  2. 先行有利
    • 直線が短く、カーブが多いため、先行馬が有利です。特に内枠に入った馬は有利なポジションを取りやすく、コース取りが重要です。
  3. 脚質の適性
    • 先行馬や差し馬が有利です。追い込み馬には不利な条件が多いため、スタート直後から前目にポジションを取ることが求められます。
  4. ペース配分
    • 急なカーブと短い直線のため、ペース配分が重要です。最初から飛ばしすぎず、適度なペースを維持しつつ、最後の直線でのスパートに備えることが必要です。

まとめ

中山芝1,200メートルコースは、スタートダッシュとポジショニングが重要な短距離コースです。特に先行馬が有利で、内枠の馬はコース取りで有利なポジションを確保しやすいです。高低差やカーブが多いコースのため、脚質の適性やペース配分にも注意が必要です。

中山芝1,200mの展開予測

枠順と各馬の脚質によって、ミドルペース、もしくは、ハイペースになるコースで、このペースの見極めが難しいのが中山芝1,200m。ですから、見極めはしないことにしてます(笑)

これまでのレース映像や過去データを見て思ったのが、思いの外、差し馬が有利であると言うこと。それは、クラスが上がればあがるほど。

3勝クラス以内であれば、逃げ~先行馬が有利ですが、OP特別~リステッド~重賞と格が上がるに連れて、差し届きやすい展開になりやすい。

これは、ミドルペースであっても、ハイペースであってもです。

ただし、最後の直線が短いため、一気の追い込みは厳しく、また、インを付く差し馬も厳しい。基本的には、外を上がって来れる位置取りから差す競馬。これが勝ち負けのポイントになります。

中山芝1,200m(良馬場)の過去データ傾向分析

中山芝1,200m(良馬場)の過去データ傾向分析は、3勝クラス以上直近10年を参考にしています。

枠番別成績

1枠が有利・意外と7枠8枠も有利

1枠の単回収率119%、複回収率172%と高い数値で、狙い目十分な反面、単勝2番~4番人気[0-0-0-9]と苦戦。狙うなら単勝1番人気[3-0-3-2]で、あとは、単勝5番人気以下の人気薄がベスト。

また、逃げ馬にとって有利に働きそうな1枠ですが、結果は[0-1-1-7]と苦戦。最も有利な脚質は『差し』で[4-2-4-14]。追い込み馬は苦戦しています。

全体的には、1枠3枠4枠7枠8枠が有利。

7枠8枠は、逃げ馬も好走しやすく、逃げ~差しまでが好走脚質。やはり追い込み馬は苦戦しています。

脚質別成績

逃げ馬

逃げ馬は、枠順に左右されやすく、3枠8枠が好走しやすい結果。逆に4枠~6枠の中枠は苦戦しており、逃げ馬を狙うなら、枠順との兼ね合いも考慮するべきデータとなっています。

先行馬

先行馬の勝率が10%と優秀で、特に重賞レースでは、4角で2~5番手に位置する先行馬が好走する傾向があり、馬場が高速になるほど、先行馬の有利さが増します。また、上がりの速さと成績の相関は薄く、上がり3F1位の勝率が7%に対して、上がり3F3位は18.5%。

差し馬

急坂を上るパワーや小回り適性、持続力が求められるコースですから、差しも好走しており、先行馬とほぼ同等の結果。差し馬の場合、1枠の勝率が16.7%と高く、最後の直線でインをつくか?外を回るか?といった選択肢が増えるため、好走率が高いと思われます。

また、馬場が荒れている場合、比較的後ろからでも勝利に届くことがありますので、個人的には、先行馬よりも、差し馬を狙うほうが、予想がしやすいですね。

追い込み馬

勝率1.9%は、そうとう厳しい結果で、個人的には、狙いたくない脚質です。狙うとしても、上がり3F1位の切れ味は必要で、展開にも左右されやすい。ほとんどが大外強襲の競馬ですから、それだけ不利な道中は避けれない競馬も容易に想像がつきます。相当に強い馬でないと、厳しいですね。

馬体重

馬体重460kg~499kg以内が好走

馬体重460kg~499kg以内が好走と、比較的平均的な馬体重の数値が高いですね。全体的には、超大型馬である、馬体重520kg以上も好走しています。

騎手別成績トップ10

安定のルメール騎手・狙い目ミルコ・デムーロ騎手

出走数は少ないですが、ルメール騎手には合うコースで[2-1-0-1]。ミルコ・デムーロ騎手も好走しています。

調教師別成績トップ10

TOP10に関西所属調教師が4名

関西所属調教師の好走も目立っており、特に重賞では、池江泰寿調教師、音無秀孝調教師が得意としているコースです。関東所属調教師では、尾関和人調教師がTOP1となります。

血統(種牡馬)別成績トップ10

ディープインパクトにダイワメジャーが得意のコース

中山芝1200mを得意とする種牡馬には、ディープインパクトやダイワメジャー産駒が安定しており、牝馬ともに好調で、特に牝馬は非常に堅実です。また、この2頭に割って入るのがスウェプトオーヴァーボード産駒。

まとめ

逃げ馬と差し馬の両方にとって内枠が有利です。特に1枠1番は好走確率が高いです。急坂を上るパワーや小回り適性、持続力が求められるコースでは差し馬が好成績を残します。その場合、1枠の勝率が高いです。馬体重が460kg~499kgの範囲にある馬は好走しやすく、この範囲の馬の平均成績が特に高いです。

中山競馬場の各コースの特徴

芝1200m 芝1600m
芝1800m 芝2000m
芝2200m 芝2500m
芝3600m

ダート

ダート1200m ダート1800m
ダート2400m

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